2006年03月13日
戦術と戦略
忙しい忙しいと言っても、業務だけが忙しいのならその解決は容易いものです。物理的なものには、物理的に対処すればいいだけの話です。
与えられた業務を淡々とこなしてそれで仕事が完結するのなら、おめでとうございますでピリオドを打てるでしょう。
自分で会社を持って、今まで考えもしなかった事柄を考える必然性が生まれ、その深度は深く、限りなく遠い未来に結論を出すべく慎重に行動し、そして時には大胆に勝負に出なければならない毎日です。
脳は活動をやめず、運転中も帰宅後もベッドの中でも活動をやめず、まるで心臓のようにいつも動き続けている状態です。
ひとつひとつの問題や提案や企画や、そんな目の前の処理ではなく、もっと違う次元での思考。まるで毎日が関が原、毎日が桶狭間のような日々で、まさに戦国の世の心境。
ある会社からほんのささいな協力のような話を持ちかけられ、しかもそれが同業者なものだからなかなか答えが出ず、考えれば考えるほど何度もリセットボタンを押す毎日。バクチはめったにやらないからバクチであり、そうそうやるものでもないと思うし。勝負時を見極める目で見ることが何とむずかしいことかを感じる毎日。
戦術と戦略、母体を左右するほどの頭脳戦の中では、些細なことなどアスファルトの上のひと粒の砂粒ほどにしか感じなくなる。
今まで感じていた現実社会でのストレスさえも、砂粒になってしまった。
悩みというストレスもここまで形が変わるのかと少し不思議でもある。
仕事以外ではストレスを感じなくなってしまうほどの変化だ。
あしたは確定申告。それさえも些細な行事でしかない感覚。