
「武家屋敷の茶屋」というお店は、ちょっと立ち寄って軽く食べるにはいい店です。

味噌きりたんぽをいただきました。

ソフトクリームの「さくら」。
抑えられた甘さ、桜の香り、非常に風流なソフトクリームでした。

生のもろこしを製造販売しているお店です。
もろこしとは、小豆で作ったお菓子です。

店内では、秋田弁で商品の説明をするお兄さんががんばっていました。
同時に試食もできるので、さっそく試食。

けっこう美味しかったので、おみやげに買ってきました。

稲庭うどんで有名な佐藤養助直営店では、手綯いの実演中でした。

このようにして、麺をどんどん延ばしていきます。

生のぎんなんを売っていました。
これ、蒔いたら芽が出ますかと聞いたら出るということなので、発芽した芽を見たくなり、買ってきました。
ちなみに写真に写っている白いトレイに入っている量で300円です。
全部は蒔かないので、残りは食べたいと思います。

近くの美術館に行ったら、下にゴロゴロとぎんなんが落ちてました。
買わなくてもよかった…と思いましたが、粒がふたまわりぐらい小さいです。発芽目的で、こちらも何個か拾ってきました。

食事をする予定だった、さくら亭。
角館というところがあまりにもいい街で、食事をするのも忘れて3時間ぐらいぶらついていました。

おみやげに買った「いぶりがっこ」と「もろこし」。
角館という街は初めてでしたが、日本を好きな人には最高の街です。
アトラクションとか展示物のような人工的なかんじではなく、道を流れていく風がそもそも日本的な香りがします。
武家屋敷が立ち並ぶ街並みの中で、足を踏み出すごとに自然とその街の中にとけ込み、現世の代表的な束縛要因でもある「時間」を忘れます。
結果的に、食事を忘れた次第でもあるのですが。
ある老人が武家屋敷の塀を見ながら、古くなったねえ…と話していました。
老人には老人の遷りゆく武家屋敷があり、自分には自分の初めての武家屋敷があります。
たくさんの人々の中に確実に焼きつこうとしている角館という街、自分も今そのスタートを切ったのかもしれません。