
こちらの地方では、七夕行事は旧七夕と言われる8月6日〜8日に行われます。
いわゆる夏祭りのようなもので、いろいろな世代で恋のドラマが生まれては消えていきます。
中学生は中学生なりに、高校生は高校生なりに、文字通り「今」が現在進行形である世代は、時を急ぎ、結果を急ぎます。
恋盛りの夏は多からず少なからず、たくさんの人の記憶の中に想い出という喜怒哀楽のドラマを刻みます。
刻まれたドラマがレコード盤ならば、レコード針は気温や湿度や匂いや味。
些細なことで、遠い日の記憶がまるで今目の前で起こっているかのように、リアルに現れます。
忘れていた顔や、忘れていた声や、忘れられない若さゆえの未熟。
こんなことを書くとぁぃさんが鬱になっていると思われそうですが、単に誰にでもある切ない想い出を思いだしているだけで、法や人道に反することは存在しないので、あしからずな次第。
夏の満月がレコード針になっただけのことです。