ひとつ目は、教員免許。
教員免許更新制が22年度で廃止になるようですが、どの資格でも定期的な更新は必要ではないかと思います。
資格である以上一定の力を維持する必要があるわけで、それを定期的に確認することは別に騒ぎ立てて廃止にするようなことではないと思います。
自動車の免許にも更新があるではないかという論法に入りますが、自動車免許の更新の現状は、まだまだ不足であると思います。
すっかり高齢化社会になった今、
最近よくニュースで聞くのは、アクセルとブレーキを間違った事故。しかも二つのペダルが近いから悪いとか理解できないことを言う人もいます。
相反するGOとSTOPを間違う理由は心と体の両方にあると思いますが、一定のドライビングポジションをとっていれば、アクセルとブレーキは常に同じ位置にあるはずです。そのポジションをとれないのであれば、その時点で免許を持つレベルではないのかもしれません。また、うっかりとかの次元は論外です。
車は、ものすごい力を出せる機械です。人の命さえ奪うこともできます。砂糖と塩を間違うのとは違うのですから、このテの事故にはあきれます。
曲がる直前になってようやく方向指示器を出す車、内輪差を考えずに対向車線にはみ出してくる車、トンネルでライトを点けない車、直進優先を知らない車、路上には危険なドライバーがあふれています。
こっちがいくら安全運転をしていても、もらい事故なるものが発生します。事故処理で10:0など無いに等しいわけで、勘弁していただきたいと思います。
そんなわけで、このような危険なドライバーを生み出さないためにも、自動車免許更新には実技項目も必要ではないかと強く思う次第。どんなに上手なドライバーでも、いつかは慣れや老化が生じます。道路交通法に即した運転をできるかどうか、その確認をする制度が無い以上、路上にはこれからも危険なドライバーが増殖するでしょう。
これは教員免許よりもはるかに重要で身近な更新制度だと思います。
地方は都会ほど交通機関が多くなく、年をとっても生活のために自分で運転する老人がかなりいます。しかし、日本の道路を走る以上、道路交通法を満たす運転をしなければなりません。それができないなら、免許の失効も当然だと思います。免許証は許可証であり、商店街のポイントカードとは違うのです。