
なにやら新作が出たという情報があったので、ケンタに行ってきました。
右二つは従来のオリジナルチキン、左二つが新作のパリパリ旨味チキンになります。衣を薄くして塩胡椒で味付けしたシンプルな手法です。
さっそく食べてみましたが、胡椒の風味が強いという意味ではどこにでもある味でした。しかし衣の薄さを薄くすればこういうおいしさもあるのかと新発見もありました。中身の肉はケンタ本来のやわらかいジューシーな風味。結果的に、どこにでもある味をケンタがさらにおいしくした商品となっています。
戦略的には成功でしょう。スーパーに行けばフライドチキンと題した商品が売られています。味付けは基本的に塩胡椒です。放っておけば安いほうへと消費者は流れ、フライドチキンとはこういう味なのだと定着現象も起きるかもしれません。
ここでケンタは「ならばウチもその味つけで提供いたしましょう。食べ比べてみてください」と考えたのかもしれません。
味が同じなら安いほうの勝ちですが、価格差を超える味ならば高いほうの勝ちです。結論はケンタの勝ちでした。期待を裏切らないおいしさは、さすがです。
しかしです。個人的嗜好の話になりますが、自分的にはやはりオリジナルのほうがもっとおいしいと思います。骨無しが出ようと辛口が出ようとオリジナルのあの味を超えることは自分の中ではありませんでした。
あの味は、もはや食文化の芸術ですな。

こちらも新作で、塩だれチキンサンドです。
ふだんはこういうハンバーガータイプのものは買わないのですが、ものめずらしさで買ってみました。
まず、パンが白くて柔らかいタイプになっています。食感が肉と喧嘩しないので、これは正解でしょう。中にはニンジンとかレタスとか入っていましたが、これはハンバーガーではないと思って食べれば、そこそこおいしいかもしれません。肉の脂っこさも抑えられているような気もしました。
今回の2商品はクーポン券を利用してのドライブスルーでしたが、いつもはわざわざ車から降りて直接レジのところで買って持ち帰ります。
なんといいますか、ケンタのあの店内の雰囲気が好きなので、中に入りたいわけです。ひとつのアトラクションになっている状況なのであります。