
大内宿での食事は、浅沼食堂にすることにしました。大内宿の道路をまっすぐ歩いて行って奥の突き当たりにお店を構えます。

店内は大内宿そのままの雰囲気。右のほうには大きな炭焼きの火鉢があります。時々煙いのがまたいいのであります。

まずはみそおでんから。
普通の味で十分だと思っていましたが、このみその味が格別です。甘さとしょっぱさだけでなく、みその風味もかなりします。まさにこんにゃくに完璧に合う味のみそでした。

一番人気らしいので注文。冷やし宿場そば。
かつおのダシが良く出た汁にさらにかつお節が乗っているので、かつお風味大好き人間としては絶品クラスの風味。それだけでも大満足だったのですが、ネギですネギ。なんでこんなにおいしいのかと驚嘆。辛みやくどさが全く無く、サラダ用野菜のようなおいしさです。そういえば他の店でネギを丸かじりしながら食べるそばがありましたが、たぶんそれと同じ種類のネギだと思います。この味のネギなら2〜3本はいけそうです。
大根おろしの風味でとどめの大満足となった冷やし宿場そば、当然ながら最後の汁1滴まで飲みほした次第。このそばはまた行く機会があったら必ず食べたいと思います。

食後のデザートでよもぎもち。
おいしいお店は脇役までもおいしいということはよくあることで、いっしょに出されたたくあんには笑ってしまいました。
よもぎもちを食べて口の中が甘くなったなというときに、このたくあんをひと口食べます。すると、すべてがリセットされたわけです。こりゃ手品ですな。別に変な味のたくあんではなく、少し酸味の効いたおいしいたくあんです。これがよもぎもちの甘さをリセットしてくれるわけです。やはり観光名所のよもぎもち、ただ者ではありませんでした。

座敷から望む大内宿。景色も最高でした。

地面では、ムスカリとツクシが背くらべ。

頭上では、野鳥が鳴いています。カワラヒワでしょうか。

大内宿周辺には、のどかな田園風景。100年先までとっておきたい日本の風景です。
来てよかった大内宿。素直にそう思いました。
ホテル近くの駐車場に帰ってきたら、満車に近い状態で屋上まで上った次第。
次回は、大内宿からの帰路の途中の様子を書きたいと思います。