2011年03月18日

「マスク つけ方」で検索

街に出たりテレビを観たりするたびに必ず1回は気づくのですが、マスクのつけ方が間違っている人が多すぎます。鼻を出していたりあごが見えていたり。鼻の脇は隙間だらけです。
せっかくマスクをつけているのですから、正しいつけ方をしてその効果を最大限に出しましょう。「マスク つけ方」で検索すれば、いくらでも出てきます。

正しいつけ方ができたら、次はそのマスク自体の性能。はっきり言って、性能はほぼ値段に比例します。少なくても1枚300円程度以上のものを使いたいものです。使い捨ての感覚が強いマスクですが、マスクに付着するウイルスは48時間でほぼ死ぬので、3枚のマスクをローテーションする方法を勧めているメーカーもあります。
できるだけ性能の良いマスクを3枚、その予備にもう何枚か持っていれば、相当の日数で使えると思います。
性能の低いマスクをつけて防御したような気分の中で使い捨てするために買う回数を増やすことが本当に正しい選択と言えるのか、再考察が必要です。
というのも、このような昨今では人ごみの中にいる機会も増えるでしょうし、防ぐべきものはウイルスだけではないかもしれないからです。

あと、フィット性を強く打ち出したマスクでも、その性能をきちんと確認することは重要だと思います。マスク自体の周囲に隙間が無くてもフィルター性能が低ければウイルスは堂々とマスクそのものから侵入してきます。99.99%と書いてあっても、何を99.99%なのかは最低限確認が必要です。
ちなみにこれは論外なのですが、ガーゼのマスクはだめです。マスクの穴の大きさが東京ドームの大きさだとすれば、ウイルスは野球ボールぐらいです。アホ丸出しの自己防衛は危険です。
ここで気づく人は気づくかもしれませんが、自分は非常持出袋にはガーゼマスクを入れています。これは被災地や避難所での粉じんを防ぐために、あえて洗えるガーゼマスクを1枚入れています。まあ、がれきの中で野宿する次元まで想定した非常持出袋なのでそうしていますが、不織布のマスクも入れとくことにします。
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2011年03月17日

福島ひとり旅の懐古

なんだか福島原発はどんどん悲惨な状況になっていますが、今回の津波の被害のこともあって、前に行った福島県のあちこちの観光地のことが思い出されます。
特に海岸沿いにあったアクアマリンふくしまやショッピングセンターはだめでしょうし、海岸からすぐの食堂うろこいちはあるかどうかもわかりません。
帰りに寄った温泉も屋内避難の地域に入ってますし、たくさんの思い出の地が被災しました。

昨夜も今夜も氷点下。避難先の体育館ではストーブ3台、しかも灯油不足で2時間しか点けることができないそうです。これじゃ室内の温度は1度も上がらないでしょう。
自分は今、暖房の効いた明るい部屋で腹いっぱいになってインターネットをしています。こんな恵まれた生活をしながら、毎日ニュースを見ています。
被災者のあまりにも悲惨な状況にいたたまれなくなり、このままこうやってテレビを見てていいのかと今日思いました。何か少しでもできることは無いかと思い、日本赤十字を通して少額ですが義援金を送りました。
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2011年03月15日

原発事故の被曝例 [半径300km]

原発事故の被曝例 [半径300km]

チェルノブイリの時の被曝範囲は、半径300kmだったそうです。
これを福島原発を中心に置いた場合の半径300kmの地図です。クリックで拡大します。

原発の種類も時代も違うので、あくまでもひとつの最悪の事故例のデータと考えてください。
もちろん、この範囲内や範囲外でも風向きによって影響度が大きく変わってくると思います。

このまま終息に向かえばいいのですが、状況次第では自己防衛が必要になるかも知れません。
あれはスズメだと言われても、もしかしたらカラスかもしれません。賢明なる感覚で事象を捉える賢さが必要であることは、今までの記者会見を見れば明らかです。想定外のことも想定する必要がある状態だと言えます。
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2011年03月14日

これからが被災生活の始まり

現在の自分は、被害の無かった自宅の中で暖房をつけて電気をつけて風呂にも入って普通の食事をしています。99.9%通常の生活をしているので大丈夫です。

ただ、社会的なことで次の試練がじわじわきています。ただし、これらは震源地から遠い地方でも起こっています。

■生活物資の不足
まず、ガソリン。今日は全部のガソリンスタンドが閉まっていました。スタンドへの納入が止まっているので売るガソリンが無い状態です。そんな中、自分の車の残量はあと3分の1。明日もスタンドめぐりをしてみますが、ちょっとあせってきました。
次に生活用品全般。これも商品の納入がかなり細くなってるので、陳列棚に並ぶ商品の数が極端に少なくなっています。これらはインフルエンザのパンデミック時に想定していたことですが、今回の地震の影響で発生しています。

■ゴミ収集車が動けない
がれき等の収集に回されているのか、通常のペースでゴミ収集が行われません。行政無線でも、ゴミは家庭内で保管するようにと呼びかけていました。ゴミ屋敷になるまえに収集を再開してくれればいいのですが。

■汚水まで節約を強いられる
汚水処理施設がうまく機能していないので、水の使用を節約しなさいと行政無線が言ってました。ゴミ収集もそうですが、社会的な機能がマヒしている状態のようです。

■買える時間が少ない
不足気味の陳列棚でも通常通り営業してくれればいいのですが、夕方4時でスーパーが閉店したりまったく開けないコンビニもまだあります。

■計画停電の問題
東北電力も検討中との情報が入っています。都会ほど大きな影響はないと思いますが、気になるところです。すでに、節電しなさいと行政無線が言っています。

■福島の原発の問題
ニュースから目が離せません。何かで半径300kmとかなんとか見たことがありますが、原発から半径300kmの円内に入る地域の人はその意味を調べておくべきでしょう。ちなみに横浜あたりまでは入ります。

このように、現在の自分の生活は被災地でなくても経験するような不便さを伴う生活レベルになっています。どうかご心配なさらないよう、お願いします。
これからは、原発や計画停電の影響がどう及ぶのか、その情報収集に努めてください。
原発だけは、本当に事態が悪くなるのは勘弁。なんとか頑張っていただきたいと思います。
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2011年03月13日

東北地方太平洋沖地震 〜ライフライン復旧編

情報収集でラジオを聞いていた午後10時過ぎ、突然電気が点きました。
電気キタ━(゚∀゚)━! しかし、ここでの安堵は禁物。火災発生の恐れもあるので、まずはコンセントの確認と全体のチェックです。問題が無いことを確認し、どれどれとネット接続へ。
ありゃ、ネットつながらない(´・ω・`) しょうがないので、会社もチェックするために会社に向かいました。
会社も異常なしでしたが、カタツムリとアリにしばらく寒い思いをさせたので、15℃まで室温が上がるまでファンヒーターを回しました。
で、会社でのネットは…。つながらん(´・ω・`) しょうが無いので、また家に帰った次第。

朝起きたら、下で洗濯機の動く音が…。水道も復旧してました。ネットは…。まだだ(´・ω・`)
書き忘れましたが、テレビの電波状況でアナログの電波が次第に弱くなり、ポツポツと見れる放送局が減っていってこの時点でアナログは全滅でした。思えば、地デジのほうも送信出力が弱まったかのように、徐々に不安定になっていました。
電気は来て水も出るけどテレビとネットはいまだだめ。何とも寂しい復旧です。
しかし、昼ごろにネットができるようになりました。ほぼ同時にテレビのアナログ放送も映りました。今まで小さな画面で被害の模様を見てきましたが、大きく鮮明な映像で見てショックでした。
ネットにつながったことでメールも確認することができ、ブログにもこうして投稿できるようになりました。

これからの心配事は、スーパー等への物資の搬入です。売るものが入らなければ売れないわけで、防災想定本に書かれていることが現実になりそうです。
また、ガソリンスタンドへの供給も同じことで、すでにスタンドにはものすごい車の行列ができています。
この地震で車のエンジンを長時間かけていた人も多いことでしょう。これから先、買い出しに行くのにも車は必需品です。つか、自分も給油しなければやばいので、明日は並ぶ覚悟です。恐らく1〜2時間は並ぶでしょう。

地震発生直後から今日までの様子は、以上です。
まだまだ全体の復旧は始まったばかりで、それは救助作業も同じです。作業が進むほど犠牲者の数も増えていっています。大惨事と呼ばれる災害の負傷者の数が、今回はそれを上回る数の死者の数となりそうです。
テレビに映るがれきに埋もれた街の姿は、まさに非現実ともいえる風景です。その非現実の中で酷な現実を叩きつけられる被害者の方の気持ちを思うと、言葉もありません。

今回の大災害は何十年先も語られるものとなるでしょう。今この時代に生きる人たちは、この大災害をまさに目撃し、そして体験したのです。ひとつでも多くの教訓を次の大災害に対する備えとして役立てなければなりません。
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東北地方太平洋沖地震 〜買い出しと給水編

朝7起床。スーパーは後回しにしてコンビニを巡りました。近所のコンビニは閉まっていたので、遠くのコンビニを目指しました。
そのコンビニが見える頃、駐車場にはあふれんばかりの車が止まっていました。開いてたのです!


東北地方太平洋沖地震 〜買い出しと給水編

中に入ると、必要なものから無くなっていました。電池は単1から無くなります。携帯充電器具も無くなります。水も無くなります。
しかし、ここのコンビニでは何個かのドーナツやウェットティッシュ、そしてビタミンウォーターなどのペットボトルを10本以上買えました。
レジでは2人の店員さんが小さな計算機で精算しているので、精算の番まで30分並びました。
しかし、朝早くから手打ちで営業を開始してくれていることは、非常にありがたいことです。かなり助かりました。

その後スーパーに行ったら、なんと駐車場がいっぱい。しかも店の入り口にすでに行列ができています。
時計を見たら、通常の営業開始時刻よりもはるかに早い時間で店を開けてくれていました。少し並んでから買えましたが、定時開店時刻ぐらいに人がどっと押し寄せ、行列の長さは5〜6倍に増えました。
店内では薄暗い中で店員さんが計算機をはじいています。読み取り機をかざせば値段がわかるのは平時のこと、今は記憶とその場で売り場まで値段を確認することを交えながらの精算になります。
ここのスーパーではかなりのものを買えました。この時点で時刻は午前10時になっており、その後も別のホームセンターなどに行ってみましたが、行列の長さに唖然としてそのまま家に帰りました。
ちなみに停電中なので、開けていた店は日没までにはまた閉店しました。

この日の午後に携帯の充電の必要性に初めて気づき、そういえばdocomoに替えたばかりでカーシガレット充電のコードを買っていなかったことにも同時に気づきました。これはやばいです。携帯のバッテリー表示の残量は24%。ブログにも無事の一言を書きたくて試しましたが、ログインパスワードがどうしても思い出せなく、12〜3回試しているうちに残量が14%まで下がりました。祈る気持ちで大型家電店に行ったら、なんと開いたばかりのようです。充電コードもまだ売っており、単1電池とともに買って、さっそくその家電店の駐車場で充電コードを挿しながらパスワードの試し打ち。神への祈りでログインできました。その時に書いたのが、第一報の記事です。


東北地方太平洋沖地震 〜買い出しと給水編

空を飛ぶ自衛隊のヘリ。このほかにも、航空自衛隊のU-4なども飛んでました。
このあと給水の放送があり、保管しておいた水用のポリタンクを持って給水車の待機場所へ。


東北地方太平洋沖地震 〜買い出しと給水編

陸上自衛隊の給水車。かなりの行列でしたが、18リットルのポリタンク2個分の水をいただきました。
行列を見るとペットボトルやなべやバケツを持って並んでいる人もいます。これを機会にサバイバル性の高い備品を用意するよう改心してくれればと思います。


東北地方太平洋沖地震 〜買い出しと給水編

給水中。赤いのが自分のポリタンク。その横は別の人のものです。


東北地方太平洋沖地震 〜買い出しと給水編

保存食や買ってきたものでのその日の夕食。かなり恵まれた食事になりました。
カップうどんはいつも赤いきつねでしたが、今回久々にどん兵衛を食べてびっくり!
アゲがとんでもなく分厚くなっていました。さらに麺のコシもリアルで、おいしさではどん兵衛が勝ります。

そんなこんなで停電二日目の夜を過ごしていたところ、ついにライフラインの復旧が始まりました。

(「ライフライン復旧編」に続く)
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする