2011年03月20日

計画停電と野球とパチンコ

計画停電が行われるというのを初めて聞いたときは、さほど大したことはないと思っていました。原発事故なので発電力が落ちているんだからみんなで節電という意味でです。
ところがニュースを見ているうちに、大都会での停電は田舎の停電の比ではなく、これもひとつの災害レベルの出来事なんだとわかりました。停電が起こることで新たに買う物資も膨大な量になり、その時点で品薄状態が発生してしまいます。
まあ、それでも突発的な大停電で人も企業もパニックになるよりはましという考え方も理解できます。

しかしです。プロ野球やるんですね。ドームで。自分も呆れていますが、計画停電を経験した人なら呆れを過ぎて怒りになっているんじゃないでしょうか。
これだけ不便な思いをしてこれだけ買い込んでこれだけ電車に乗れないのに、一方では電気いっぱいつけて球打ちだそうです。
4割節電してやると言っているようですが、これは電気のことだけでなく、気持ちの問題も大きいような気がします。

東京電力域外の球場で入場料全額震災地寄付とか、人を怒らせない方法がなぜできないのかと思います。配慮が足りませんね。節電すればいいと思っているようです。
実際、選手たちは戸惑いを見せ、個人的に多額の義援金を送っている選手もいます。
まあ、上の人たちが是が非でもドームでやりたいようです。

これと同じような見かたがパチンコにも向けられています。電気が無い無い言ってるのに電動遊戯台かよ!という声も聞かれます。お怒り、ごもっともです。
命にかかわることなら「あと何ワット」でしょうが、要は気持ちというか配慮の問題だと思います。もっと上手にやればいいのにと思います。

今回は計画停電をやる側にも大きな問題があり、初期のころには被災地まで対象地区に入れてしまって千葉県知事が激怒していました。これは配慮以前の問題ですが。

全ては経済活動という言葉の中で起こっているのはわかるのですが、状況が状況なだけにあと一歩二歩の配慮が欲しいなと感じた次第。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☔ | Comment(11) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする