2011年06月11日

車載の非常持出袋完備

車載の非常持出袋完備

幅279x高さ177x奥行152mmの箱状のバッグ。生地はぶ厚いキャンバス地。ファスナーも大きめで丈夫そうです。
ミリタリー的には、航空整備士などがこれに工具を入れて持ち歩きます。そのせいか、底には厚いプラスチックが埋め込まれており、かなりがっしりとしたバッグになっています。
このバッグを車載用の非常持出袋にします。


車載の非常持出袋完備

表と裏の両サイドには簡単なポケットもついています。


車載の非常持出袋完備

詰め込んだ状態。ショルダーバッグとしても使えるように、別のバッグのショルダーのヒモを追加しました。
用意していたもので一部入りきれなくて泣く泣くあきらめたものもありましたが、ふるいにかけまくった最後の命の装備品が入りました。何が入っているかを書くと長くなるので割愛。
まあ、水とかカロリーメイトとか医薬品とか、基本的なものです。


車載の非常持出袋完備

入りきれなかったもの。バンダナが5枚入ったのでタオルはいいものの、トイレットペーパーが入らなかったのは痛いです。堅くねじれば着火剤にもなるのですが、新聞紙が3日分入ったのでよしとします。
ウェットティッシュ系は、小さいのを1個だけにしました。プラのコップは入らないのはやむなし。ハサミはツールナイフのを使います。ちなみにこのハサミは髪を切るために入れたかったもの。まあ、髪ぐらい我慢します。
バッグに入れるもののほとんどは、このようにジップロックに入れて圧縮しています。必要であれば、シリカゲルなども封入します。


車載の非常持出袋完備

車のトランクの中。大きい箱は車載工具関係の箱ですが、その横に車載非常持出袋を収納しました。このスペースに入れたかったので、このバッグになった次第。
ちなみに、バッグは立てた状態で収納しています。バッグの中に物を入れるときも、立てて置くことを前提に詰めました。


車載の非常持出袋完備

さらにその手前にシューズの入った袋を置きました。雨合羽とかバッグ雨具とかも入っています。
このあと、例の帽子をここに置けば完成。避難時がどしゃ降りかもしれないので、バッグにかぶせるだけに加工したでかいビニール袋も近くに置いておく予定です。

避難スタイルは、バッグをショルダーのヒモで肩にクロスにかけ、シューズの入ったバッグは持ちます。頭には帽子をかぶります。
一息ついたところで靴を履き替え、小さなポーチをベルトに通します。

車を捨てて避難するという状況って、どんな状況なんでしょうか。
最初に頭に浮かぶのは、やはり津波です。走行中に前後が立ち往生の路上に津波が迫っていたら、その時は車を捨てて全力で逃げなければなりません。
次に山中の道路で土砂崩れに合い、徒歩でその場を立ち去る場合。
この二つのケースでは、下手すれば野外で一晩寝ることも想定されます。

走行中でない場合では、家から一時避難する時の二次持出袋としても利用できます。
一旦避難所に落ち着いてから、車が無事ならこれを持ち出せます。
また、家と車のどちらかが全滅でも、もう一方にはある程度そろった持出袋があることになります。

311から今日で3か月。被災地ではあの時間に黙とうのサイレンが鳴るでしょう。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☀ | Comment(2) | 車載用非常持出袋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする