東日本大震災から今日で半年。もうそんなに経ったのかという気持ちと、まだ半年なのかという気持ちが共存しています。
あの日以来はっきり変わったことが自分自身にあります。
それは、ライターサイズのラジオとLEDライトとミニサバイバルツールの3点を常時身につけていること。ベルトにつけているので寝るときと風呂のときはさすがに外しますが、その他の時間は常時防水処理をした状態で身につけています。
まず情報、まず灯り、そして最低限の工具。いざというときにはそれらを最初の突破口として、どこにいようと次の行動をとれればと思っています。
時間が過ぎていくたびに、大震災関連の情報がうざくなったり飽きてきたり不快に感じたりして、いつのまにか避けて通ったり考えることも嫌になったりするかもしれません。
しかし、これからはそういう逃避と戦うことになるのではないかと思います。忘れてしまえばそりゃ楽です。非常持出袋の賞味期限も考えなくてよく、日々の生活のことだけを考えて今まで通り生きていくこともできます。
でも、そんなんでいいんでしょうか。何も学習しないのですか?あれはただのイベントだったのですか?
そのように自分自身に言い聞かせ、これからも最低限の緊張感を保ち続けなければなりません。
どんなに備えてもすべての問題をクリアできるはずはありません。しかし、いざという時の苦痛や痛みの軽減にはつながるのかなとは思っています。また、何らかの効率も上げることができるでしょう。何より、備えの行動をとったという自信が持てます。
自信なんて何にもならないよと思うかもしれませんが、非常時の中で正しく冷静な判断をとることの最も基本的な支えが自信のような気がします。
最低限の知識や物資がとりあえずあれば、次の行動にすぐ移れます。わからないどうしようとか迷う余裕などは非常時には無く、慌てず急げ即行動を基本としなければなりません。