
昔から光村図書はあーだ教育出版はこーだとフェチぶりを発揮していましたが、社会人になってからは新車のトヨタ車はあーだ新車のホンダ車はこーだと騒いでいました。
数ある"会社の匂い"を嗅いできましたが、KENWOODの香りは特筆すべきものがあります。
まず、箱を開けた時からそれは始まり、その匂いは取説にまで染み込んでいるわけです。
取説を開いて綴じ目の奥深くの匂いをスーッと嗅ぐと、もう快楽の極地。しかも、新品のときだけしか味わえないこの香りは、時と共に薄れていく陽炎のようなものでもあります。
この匂いをどう表現したらいいのか、それはわかりません。言葉にできないレベルの匂いであるので、右脳占有の事象なのであります。
自分は取説は全部読むタイプの人間ですが、このときばかりは読むより嗅ぐことが優先され、しばしその芳香に酔う時を過ごします。
KENWOOD様、その芳香をいついつまでもお届けください(;´Д`)