レバーは栄養満点で好物なのですが、あくまでもしっかり火が通ったレバーの話です。
好きな食べ物は?嫌いな食べ物は?と訊かれると、だいたいは好きな食べ物なので嫌いな食べ物を言ってそれ以外が好きと答えますが、その嫌いな食べ物の代表格がレバ刺です。
嫌いというよりは食べたことが無いので食わず嫌いになりますが、どう転んでも食べる気になりません。同じ哺乳類である牛の肝臓を生で食べるわけで、ライオンなら肉食なのでアリですが人間までライオンの食性に沿わなくてもいいのではと思う次第。
でも、好きな人はみんなおいしいおいしいと言います。おいしいのならライオンになるのもアリかもしれません。
自分が食べる気にならないのは、たぶん変に本能が強いのだと思います。体温のある体の大きな生き物である哺乳類、その内臓を生で食べることで共食いに近い拒否反応が起こっているのかもしれません。
前に一度だけですが、強引に勧められて無理やりですが馬刺を食べたことがあります。食べる前は少し生臭いかなと思っていましたが、生臭さは全く無くてほんのり甘い味でした。このとき、生まれて初めて哺乳類の肉を生で食べました。
ただ、塩コショウで焼いて食べたほうがもっとおいしいだろうと正直思いました。この味なら生でも肉を食えるぞ!という次元の味ではなく、自分的には珍味的な存在でした。食べても食べなくてもどっちでもいい、どっちでもいいなら二度と食べないという結論に至った次第。
食べ物は嗜好なので人それぞれです。また、国が違えば食文化も違います。
我々日本人が普通に食べているタコも、ある外国の人から見れば8本足の悪魔を食べていると思うらしいです。納豆なんかは腐った豆ということで有名です。まあ、人それぞれ、国それぞれというわけです。
生レバーの話に戻りますが、火を通すか通さないかの違いなのであって、結局食べているんではないかと言われればその通りです。
ただ、感じ方なんでしょうか。生の肝臓というのは、どうしても自分には無理です。
生の卵巣(ウニ)は大丈夫ですし、生の卵(ニワトリ)も大丈夫です。刺身(魚類)も普通に好きです。やっぱり、哺乳類という部分が壁になっているかもしれません。
牛生レバーが禁止になるのは"飲食店での提供"なので、どうしても食べたいならスーパーで買ってきて部屋で食べるスタイルになるのでしょうか。あくまでも自己責任でという意味の法改正のようです。