
『これ食って年頭のあいさつにしろゴルァ!!』と例の友達が置いていったのは、ペヤング麻婆やきそば。
ペヤングと言えば、プラスチックの容器のツメを起こして湯を捨てる方式のイメージなのですが、この商品はちょっと違うようです。

麻婆やきそばということで、かやくの白いものは豆腐になります。調味油はラー油、特製ソースの中には大量の粉末が入っています。

この商品の最大の特徴がこれ。普通はお湯を全部捨てますが、一定量のお湯を残して調理するシステムのようです。そのために90°という角度指定までしています。

捨て口が真ん中あたりに開いており、お湯を捨てる説明の図にも90°と赤文字で強調されています。

指定どおりにお湯を残すと、これだけ残りました。なんだか化学の実験をしているようなかんじで、ここまで進んでいきます。これに大量の粉末ソースをよく混ぜると…

とろみソースの麻婆やきそばのできあがり。とろみのついている液体ソースを混ぜるパターンは過去にありましたが、残したお湯と粉末を混ぜてカップ内でとろみを発生させるというのは初めてです。

つやつやテカテカとろとろの麻婆やきそば。さっそく食べてみました。
んー、なんでしょう。ピリ辛の程度はちょうどいいのですが、麻婆の味じゃないような気がします。麺の風味が強すぎて麻婆の風味が薄れているのでしょうか。いや、麻婆の味付け自体がリアルじゃないです。
人それぞれの好みかもしれませんが、もっと味を濃くして少しだけ酸味を加えたほうが麻婆らしくなるかもしれません。あと、甘みももう少しほしいところです。全体的に味が薄いです。いや、濃い味なのですが、しょっぱさ以外の味が薄いといった感じです。または、中華出汁を増やしてコクを強めれば、味の薄さも軽減されるかもしれません。
ペヤングなので味に改良の必要があると判断すれば即刻やってくるはずなので、マイナーチェンジ後に期待します。
ペヤングさん、チェンジ後には「さらに旨味UP!」などのフレーズをパッケージに表示願います。その時はまた食べてみたいと思います。