
初めて見るなと思ったら、今月の6日に発売されたばかりの商品のようです。
自分は世界一美味しいカップ焼きそばはUFOだと思っていますが、そのメーカーである日清が変な商品を出してきました。
「パスタでも焼きそばでもない」がキャッチコピーの「日清焼すぱ 下町ナポリタン」、しかも、99円売りの低価格専用商品っぽいです。

ソースが粉末であることに驚き。ベタベタ感を大事にしたいコンセプトのようです。具は初めから入っているようです。

この麺なのですが、確かにパスタではありません。かと言ってUFOの麺でもなく、初めて見る麺です。

5分待って完成。ビジュアル的には印象良し。

色つやも良く、美味しそうに見えるので、さっそく食べてみました。
麺はUFOの親分です。太さとゴムっぽさをUFOよりさらに増したような歯ごたえで、なかなか噛み切れません。モチモチしていると言えば聞こえはいいですが、むしろフワフワしすぎw
味のほうは、特別美味しいというわけでもないですが、美味しくないわけでもありません。
いわゆる「すうどんでっせ」に代表されるような低コスト商品。はずれを引かされることは無いですが、当たりも無いという立ち位置だと思います。
ただ、そういう立ち位置の中では、この商品は美味しいほうに入ると思います。油分を多く感じる特性の食べ物なので、食べた感が強い分物足りなさが多少軽減されているような気もします。
同じ日清のスパ王にはさすがにかないませんが、ナポリタン味の焼きそばだと思えば、一定のラインを越えた商品だと思います。
この商品のコンセプトは「フライパンで炒めたような、香ばしい庶民的なB級焼すぱ」ということです。
食べてみると確かに焦げた油のような風味はするのですが、個人的にはこのコンセプトを高級志向で商品化してほしかったと思う次第。現状だと、昔は雑さだけが目立ったそこそこの味だったといった印象を持たれかねません。
古きは決して今より劣るものではなく、素朴ではあっても美味しかったはずです。焦げ油の風味も雑味が無かったからそれを強く感じたのかもしれないわけで、平成の世に雑味として加味するものではないです。
良い素材と豊富な具材を使って200円台で売れば、付加価値に期待してもっと売れるかもw
つか、スパ王シリーズにこのコンセプトの商品を新設すればいいだけか。
思いっきり甘く、そしてベタベタし、調味油にはこがし油を少々混ぜてくださいw