
ちょっと変わったカップ麺を見つけたので食べてみることにしました。輸入食品のベトナム塩焼きそばです。

東南アジアの麺なので、タピオカが入った麺ですな。ツルツルモチモチ指向になります。

右上がかやく。左上が粉末スープ。左下が調味油。右下が折りたたみフォーク。麺も袋に入っています。
容器は発泡スチロールですが、ふたはプラスチック製。湯の捨て方は旧ペヤング方式。

お湯を入れて捨てて3分後に完成。ワカメが入っていて、この生臭さがやや抵抗あるかも。
さっそく食べてみましたが、海鮮エキスというか出汁というか、けっこうコクのあるかんじ。
塩味の出し方が独特で、均等にまんべんなく塩味の膜で包むといったやり方でなく、いわゆるかっぱえびせんのように、味のついていない主役に強めの塩味をピンポイントで置いていくような方式。
塩味と同時にうま味もピンポイントで強めに点在するため、おもしろい味覚です。
麺は悪く言えばボソボソですが、これは食文化の一部だと思うので、ある意味さすが輸入モノということになると思います。

日本製のカップ麺にありがちなかやくへの下味付けはほぼ無く、エビ自体にも味は無いです。ただ、ここに先述のピンポイント塩味攻撃が加わるので、結果的に不満は無い次第。
総じて、ものすごくおいしいというわけではないですが、ちょっと変わった焼きそばを食べてみたいという欲望は満たすことができるだろうなと思うわけです。

容器内には折りたたまれたフォークも入っています。自分は割り箸で食べましたが、箸を使えない人にはポピュラーな食器でしょう。

フォークの先が広がるような形状になっており、麺をつかみやすそうです。表面もつるつるしていないので、適度な摩擦力が出そうなフォークでした。
広げて裏返してポッチにはめて固定。パチッとはまって抜けることは無く、基本設計はいいです。
インドとかタイとかベトナムとか、東南アジアや南アジアの食べものはいいですな。あっさりしていてうま味が強く、スパイシーで辛いものが多い印象。少なくても、皿にソースで絵を描くような食文化よりはこっちのほうが好きです。