
酸味と甘味と辛味が強くてソースとケチャップがたくさん入ったような濃い味のイメージが強い海軍カレーですが、ちょっと3種類を食べてみました。

帝国海軍横須賀鎮守府発「よこすか海軍カレー」(横須賀海軍カレー本舗)

脂身を含む肉をはじめとする具の量が多め。ルーはとろみがあって家庭的な雰囲気がします。
それでも実際食べてみるとやはり海軍カレーで、甘味や酸味は普通のカレーよりは強めです。辛さはやや辛で、鋭角な刺激が高密度の波状攻撃で届くかんじ。生姜の辛さと少し似ています。けっこうクセになるかも。

よこすか海軍カレー ネイビーブルー(調味商事)

かなり煮込んだようなタイプのカレーで、具は小さな肉3切れしか見えません。肉質は完全な赤身。
実際、ルーに繊維分を感じるので、煮込まれて溶け込んでいる舌触りを感じます。
味は酸味が比較的強く、ボンカレーっぽい味です。辛さは普通で、先が丸い刺激が面で来るかんじ。

よこすか海軍カレー (ヤチヨ)

これはスーパーでも見かけます。でかいジャガイモがごろんごろんと入っています。味は濃厚でコクがあり、ガラムマサラが強めの風味。辛さはじわじわ来ますが、持続性のある辛さなので加算されていって結果的にけっこう辛いです。
そこらのカレーよりおいしいカレーであることは間違いなく、このカレーは月1ぐらいでスーパーで買ってます。
そんなわけで3種を食べてみたわけですが、カレーというものは国ごとに場所ごとに家ごとに人ごとに味が違う不思議な食べ物です。なので、ここで順位なるものを付けるには恐れ多いわけです。
ボンカレーもカレーマルシェもインドカレーもタイカレーもココイチも、みんなそれぞれにおいしいカレーであり、空腹を満たすというよりは食べて楽しむというエンターテインメントのような要素を持つ一時の体験なのかもしれません。
今回のカレーも3者3様楽しめたわけで、総じてごちそうさまでしたということになる次第。