
黄色いほうは、現在使用中の爪切り。家で使っていたのを自分用にした爪切りなのですが、恐らく20年以上前のものだと思います。切れ味はいまだに全く問題が無く、まだまだこれからも使い続けますが、予備にもう1個買おうと探していたら全く同じデザインの爪切りを発見。これにはびっくりした次第。
緑のほうがそれです。メーカーは、どちらもフェザー。サイズはM。

よくよく見ると、側板の溝やすべり止めの有無などで進化しているようです。刃の開き具合の違いは恐らく支点周辺の摩耗。

お!羽根のデザインが変わっていますw これは比べないと気付かないかも。緑が新品。

やすりは斜めの溝が加わり、進化してますな。右が新品。

カバーに刻まれた表示っも変わっています。右が新品。
「PAT.P」は特許出願中という意味なので、特許が取れたということかもしれません。

これは新品のほうの表示。

こっちは、今までのほうの表示。
細かな箇所での違いこそありますが、基本的に同じ商品が何十年も販売されていることは今どき驚きに値します。完成形なんでしょうな。
この爪切りの特長のひとつに、「上刃と下刃をわずかにずらしたオフセット加工(0.1mm以内)」がありますが、これが効いているのかどうかは不明ですが、切った後のやすり掛けをしたことがありません。皮膚を掻いても痛くないのであります。ちなみに他社の爪切りで切ると、掻くと痛いのでやすり掛けをしたくなる状態。あまりにも素直に切断するので、切断面に直角が生じていて痛いのかもしれません。
現在使用中の黄色いほうの爪切りは、手にも足にも使ってきました。側板が金属製なので厚みが邪魔になることも無く、切る時に邪魔にならない点も気に入っています。しかも、ちゃんと爪も飛びません。
欠点が無いということは最強かもしれません。普通のことを普通にできるツールが減ってきている昨今、古き日本の品質がいまだに続いていることが喜ばしく、言い換えればこれがロングセラーであるということかもしれません。
100均の某国製爪切りでギザギザ爪の人生を延々と送るよりも、540円で何十年もきれいな爪の人生を送ったほうがいいと思うわけです。本当に良い製品にはなかなか巡り会えないのですが、この爪切りは間違いなく傑作だと思う次第。まさに人類の刃物業界にフェザーありですな。ちなみに貝印も同じくらい好きです(^^ゞ