ソーシャルディスタンスを実行し、3密を避け、「新しい生活様式」で生きなければならない日常になりましたが、これは簡単に言うと人に近づくなということで、とんでもなく大変なことになりました。
仕事は在宅勤務になり、学校は休みになってオンライン授業になり、店舗はつぶれ、人に近づくなということは社会が崩壊するということです。
それでもこれからは「新しい生活様式」で生きていかなければならないわけで、これは今まで経験したことのないとてつもない大改革と言えると思います。
人類が生きてきた中で、これだけの大改革が過去にあっただろうか、少なくても自分の人生の中ではここまで大きな大改革はありませんでした。
しかし、実際には「新しい生活様式」を完全に実施することは社会的に無理であり、いずれは元の生活様式に戻っていくでしょう。そしてまた感染が広がり、「新しい生活様式」を求められるでしょう。ただ、「新しい生活様式」の経験があるので、すべてを1から対処しなければならなかった今回よりはシステム的かつ機械的に移行できるのかもしれません。
「新しい生活様式」は永遠にそのように生きろというのではなく、事が起こった時に対処する一つの方法として、今後存在し続けるものなのかもしれません。求められるのはひとりひとりのモラルや民度。収束という環境を作らなければならないのですから、みんなで一致した行動をとらなければなりません。誰かがルールを破れば、そこから感染が広がるかもしれません。人類の敵には人類として立ち向かわなければならないのだと思います。
新型コロナの感染者は今日もどこかで発生しており、そして今日も誰かが亡くなっています。
そのような不幸が身近なところで起こらないようにするためにも、気を緩めずに生きていかなければならない、それが「新しい生活様式」の基本だと思います。