
どんなものにも性能というものがあり、それはほぼ価格に比例します。安いからお買い得ということではなく、高いから無駄遣いということでもありません。
相応の性能のものを相応の価格で買うことが基本になるわけですが、それにはちょっとした市場動向の調査や製品の知識も必要になります。このちょっとした勉強さえしないと学習もできず、学べないので知識もつかず、常に人より損をしながら結果的に社会にも迷惑をかける事さえあります。
自分もいろんな方面から情報収集をしていろんなことを少しずつおぼえてきました。まだまだ未熟で不完全ですが、現時点でマスクを選ぶときに何を考えているかを少し書いてみようかと思う次第。あくまでも個人的な意見なので悪しからず。しかも例のごとく少々辛口ですw
■素材
不織布製、布製、ポリウレタン製など様々な素材のマスクがありますが、その効果重視であれば不織布製の一択になります。しかも流行の真っ只中である今、何よりも効果を重視しなければならないと思う次第。
布製やポリウレタン製でも何もつけないよりはいいのですが、それは「何もつけないよりは」という苦し紛れの言い訳のレベルの話であり、不織布製と比べると人に移しやすく自分も移りやすいマスクであることは実証データで明らかになっています。
少しでも感染を抑え、少しでも移りにくく移しにくくを実践しなければならない今、布製やポリウレタン製などのマスクは自分は選択肢にありません。
結論:不織布製のサージカルマスク一択。
■性能(不織布製サージカルマスクの場合)
マスクの性能試験にはいろいろありますが、粒子の遮断率を試験して表記するものが一般的です。
遮断できる粒子の大きさとその割合の試験結果の表記で「PFE」「VFE」「BFE」というものがありますが、最も小さな粒子(=新型コロナウイルス0.1μm相当)を遮断するレベルのものが「PFE」です。その「PFE」が99%以上と表記されているものを選んでいます。
安いマスク、いわゆる「謎マスク」は、せいぜい花粉症用途の「BFE」相当のものやその表記さえ無いものがほとんどです。つまり性能試験さえもしていないということになり、マスクの形をしたキッチンペーパーにお金を出すようなだまされた人にはなりたくありません。
あと、全国マスク工業会の会員マークの表記があれば少し安心。これはメーカー自主基準での表記ではあるのですが、このマークさえ無いマスクがたくさん売られています。想像以上に不衛生な環境で作られたマスクかもしれないで、恐ろしくて買えません。ダニの死骸やネズミの糞尿などが付着しているかもしれないわけで、そんなマスクをしたら別の病気になってしまいますw
結論:「PFE」99%以上の表記と全国マスク工業会の会員マークの表記は両方必須。
■フィット性
先述の「性能」は、マスク単体での物の性能です。実際に顔に装着した状態での性能ではありません。
人の顔は構成する部位も含めて大きさや形状がまさに人それぞれであり、その顔にフィットしているということももうひとつの重要な性能だと思います。どんなに高い数値の遮断性を持ったマスクでも、装着した時にマスクの周囲が隙間だらけではまったく意味がありません。
マスクのフィット性とは周囲の隙間ができるだけ少ないということであり、それにはマスク自体の大きさやノーズフィッターなどが影響します。
ノーズフィッターは、ゴミ分別の際にマスクを燃えるゴミに出せるように樹脂製にしているものもありますが、曲げたあとに戻る性質が少なからずあって鼻のところに隙間ができてしまうので、金属製のノーズフィッターのものを選んでいます。
大きさは、自分の場合は幅が16.5cmのものがサイド部の隙間が一番小さくなります。なんだかんだマスクはサイド部の隙間を無くすることが難題であり、自分の顔の形に合ったマスクを見つけるにはある程度の試行錯誤が必要かもしれません。
結論:幅16.5cmの選択肢はゆずれない。
■前の神マスク
前は「ネクスケア マスク プロ仕様(日本製)」を好んで使っていました。ノーズフィッターの性能がかなり良く、隙間ができませんでした。また、サイズが少し大きく感じるのですが、実際に装着すると息をするたびにマスクがペコペコし、不思議と密着性が高いマスクでした。
色も薄いブルーで自分好み。今ではブルーのマスクは謎マスクに多いので微妙ですが、謎マスクのブルーは濃いブルーのものがほとんどで、薄いブルーは今でも「昔の高級品のしるし」だと思っています。
あと「白十字 サージカルマスク(日本製)」もペコペコするマスクで、密着性が高いマスクです。このマスクは備蓄用としても保管しており、今でも時々使っています。色はネクスケアと同じで薄いブルー。
ペコペコするマスクを毛嫌いする人も中にはいるようですが、自分はペコペコするくらい密着していることはマスクとしての機能を果たしているということなのでうれしく思っています。そういった意味で、この二種のマスクは最高でした。
■今の神マスク
しかし、幅16.5cmのマスクの密着性とつけ心地は、あれほど神マスクと思っていた前述の二種のマスクを超えたのであります。顔の大きさと形により合ったということでしょうな。
「白元 快適ガード」系は幅16.5cm。素材やゴム紐のわずかな違いで複数のバージョンがありますが、どれもサイド部のフィット性が異次元です。同商品の「さわやかマスク」タイプはある程度の厚みもあり、装着していて安心感も感じるレベル。今は「さわやかマスク」タイプと「スタンダード」タイプを使っています。
「玉川衛材 フィッティ」系も幅16.5cm。このマスクも「白元 快適ガード」系と同じように素材やゴム紐のわずかな違いで複数のバージョンがあります。
このマスクは装着するとサイド部に隙間どころか盛り上がりも凸凹もできず、マスクのサイド端と肌が面一になりますw
自分の顔にとっては恐ろしくフィットするマスクであり、ノーズフィッターやペコペコも文句無し。しかも個包装。今は「7DAYSマスクEXプラス」タイプと「オメガプリーツ」タイプを使っています。
■今後の予測
ヨーロッパのほうでは強烈な第二波がきているようです。人種や文化が違うので一概に比較はできませんが、日本でも減少どころかすでに微増状態になっているのでこれから急増するのではないかと思っています。
以前は通販でさえめったに買えなかった夢の夢のフィッティのマスクも、ようやく店頭で不定期ですが見るようになりました。今日も店頭で見てきましたが、正直目の前にあることが信じられませんw
しかし、感染者が急増して少なからずまたパニック現象が起こるならば、またいいマスクから店頭から消えていったり値段が跳ね上がたりすると思います。ある意味不定期にせよそれでも店頭に並んでいる神マスクは今が買い時であると思い、神マスク系は一定量を新規で買って備蓄した次第。品薄になってから謎マスクをバカ値で買うような愚かなまねだけはしたくないので、これからも情報収集と勉強を続けていきたいと思う次第。
■追記
マスクよりも大切なことは手洗いです。他にも大切なことはたくさんあります。全方位隙のない対策が大事です。