韓国製マスクの信頼性にはちょっと疑問符が付く印象もありましたが、韓国製も日本製と同様に「本当のいいもの」と「偽物」があるというのが正しい見解になると思います。
最近は、政治家や民間人の間で「KF94タイプ」と呼ばれるマスクを装着しているのもよく見るようになったので、ちょっと調べて2つの「KF94マスク」を買ってみました。
■LALA KF94 高性能MASK(日本企業資本&韓国工場製造)[170円程度/枚]似たようなマスクは山ほどありますが、これは良質のマスクだと思います。以下性能。
・カケンテストセンター試験済[PFE(0.1μm):99.9%、VFE(0.1μm〜5.0μm):99.9%、BFE(3μm):99.9%平均]
・KF規格認証試験済[EN149試験結果NaCl(0.05μm):99.5%平均]
・韓国食品医薬品安全処 KF94マスク製造許可済
そして、上記の検査実証済の報告書を販売ページにきちんと掲示しています。この掲示があるかどうかが非常に重要。
また、このマスクにはアメリカ食品医薬品局(FDA)登録済という表示もあり、さらに信頼性が増します。
似たような偽物マスクにはこれらの報告書を掲示していないものが多く、きちんと見極めなければなりません。
■3M ウイルス飛沫対策マスク KF94W3(アメリカ企業資本&韓国工場製造)[170円程度/枚]いわゆる「KF94タイプ」の元祖。まあ、いろいろ間違いのないマスクです。
人気商品らしく、最近では品薄&価格上昇の傾向が少しずつ始まっているようです。
どちらのマスクも高性能のフィルターを備えていますが、品質と同じくらい重要なのが装着具合。どんなに優れたフィルターでも頬や鼻のあたりに隙間ができていては何の意味もありません。
普通のサージカルマスクにも言えることですが、マスクを装着した時に息もれテストをきちんとしなければなりません。どう装着しても息もれが発生するなら、そのマスクはサイズが合っていないか顔の凹凸に合っていないマスクです。
息もれがしないことにより、初めてフィルターを介する呼吸ができるわけです。この場合、多少は息苦しくなることがありますが、それで正常です。
息苦しいから故意に隙間を作ったり鼻を出したりウレタンマスクをしたりするのは論外。そういう人はマスクの隙間からウイルスをまき散らしているかもしれないので、近寄ってはいけません。
最近はしっかり感染予防対策をとっていても感染してしまうほど感染力の強いウイルスが流行していますが、できることは可能な限り実施し、1%でも感染しないように生きていかなければなりません。
入院であれ自宅療養であれ10数日間は隔離になるので、仕事も買い物もできなくなります。さらに他の人に2次感染でもさせてしまたら本当に申し訳なくなります。風邪程度だとか軽症止まりだとかの低脳思考は、医療関係者だけでなく他の病気で手術や入院をしなければならない患者にも多大な迷惑をかけることになります。社会人なら社会の事もよく考え、しっかりと感染予防対策を実施しなければならないと思うわけです。