■前おき
万一の事態に備えて2つの非常持出袋「家用」「車載用」を用意していますが、5年に一度は総点検をするようにしています。
というのも、防災グッズや保存食も年々良いものが出てきており、もし見直しが必要なのであれば、それは5年であると考えているからです。
今回の総点検は5年ではなく6年ぶりとなりましたが、賞味期限切れのものはもちろん、グッズなどでも廃止や入れ替えを行いました。
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■リストについて
リュックにはたくさんのポケットが付いており、他にも外部にポケットを追加しています。これは収納物を用途別に整理しながら収納することを目的としているわけですが、いざという時には少なからず気が動転していると思われ、さらに迅速に取り出さなければならない場面もあると思います。
そこで、何がどこに入っているかは全部覚えきれないのでリストを作成し、リュックやポーチなどの最も取り出しやすいところに入れることにしています。
また、同じリストを部屋の中にも置き、時々見て何がどこに入っているかを少しでも覚えたり、賞味期限などを確認できるようにしています。
今回の総点検ではこのリストもかなり見直し、フォントの変更や表の中の分類など様々な変更を行いました。
非常時に誰が何を所持しているかという事はある意味機密情報でもあるわけで、今回詳細なリストを公開することにも正直迷いもありましたが、大災害は差し迫っていると思っているので啓発の意味でも公開することにした次第。
リュックなどは基本的にミリタリーのものを使用。文字通り非常時用なので拡張性も高く機能的です。
手前右はメディカルポーチ(応急処置ポーチ)。これは次回に書きます。
リュックの表側。ざっと6個のポーチを後付けしています。上のほうに見える水色のものはクリップ止めできる鈴。避難途中の暗闇などで、自己の存在を主張したい場面での使用を想定。響く高音が出て聞こえやすいものを選んでいます。ペット用として売っていたものですw
リュック外面の収納ポーチとその中身。
いろいろ書きたいことはありますが、「雨が降り出したら右」「飲んだり拭いたりは左」「怪我したら前」というように物の種類ではなく場面場面に沿ったグループで分けて収納しています。
リュックなどは基本的に防水仕様になっており、中の収納物の大部分も個々にジップ袋に入れていますが、雨具は雨の強さで複数を使い分けることを想定しています。
あと、バンダナはハンカチにもなるし包帯にもなるし旗にもなるしマスクにもなる万能品だと思っています。収納前に何度も洗濯して柔らかくしておくことがポイント。
次にリュックの中ですが、これは総点検前に撮影したものです。総点検後も配置は基本的に変わっていません。
リュックの中には複数のポーチが入っており、出来るだけ色分けしています。また、使用順想定の高いものは上に入れています。ペット用の鈴も写っていますw
リュックの中の収納ポーチとその中身。
それぞれにそれぞれの理由があって全部書きたいのですが、とりあえず抜粋。食料やそれに関するものは家族の分も想定しているので量が多めです。最小限のスペースに最大限の栄養が詰まったものを選ぶ事が重要ですが、ポテチやコーヒースティックは心の栄養にする息抜き用です。
避難所までの道のりや着いてからの生活での使用を想定した持出袋なので、そういう場所で便利そうなものを入れています。
あと、爪切りは必須。万一爪が割れるようなけがをしたら痛くて指や手が使えなくなるかもしれませんし、夜も眠れなくなるかもしれません。爪系のけがは人間の弱点なので、けがの予防や割れた爪の処置のためにもぜひ用意しておきたい重要なアイテムです。本当は、避難することが決まった時点で爪を切っておきたいところ。
飲料水も期限切れなので入れ替え。左が入れ替え前、右が入れ替え後。
保存期間が長い水の利点は、交換ペースが伸びることと容器が厚くて丈夫なことです。容器が厚いということは中の水分の "抜け" も少なくなり、容器周辺のカビの発生予防にもなります。
あと、普段飲んでいる水道水などの水は軟水なので、保存水も硬度の低い軟水を選んでおくことも重要。
飲料水の保存期間は賞味期限とはまた別の意味なので、未開封ならそれ以上経過しても普通に飲めます。今回も左の6年経過した水を飲んでみましたが、無味無臭の澄んだ味で飲んだ後も全然大丈夫でした。
今回「霧島湧水」を選んだ理由は、消毒工程として「煮沸」が入っていたことと硬度やpHが明記してあったことと製造会社が飲料水専門企業であったこと。やはり、メーカーWebサイトで製造工程の写真や品質管理の項目などをきちんと公開している会社のものを使いたいと思ったわけです。
次回は「メディカルポーチ編」です。応急処置のお薬の紹介になります。
■追記
外のDのメインジップ部に、精密ドライバー(+1、+0、+00)を追加。