
非常時の携帯への充電に使う電源は、基本的に乾電池をメインに考えています。避難先や居住地で停電していない場合もあるので、念のためAC電源の充電器も用意。車から離れる避難の場合は、これもバッグごと持ち出したい次第。
USBシガーソケットやインバーターも積んでいますが、これらはエンジンがかかっている状態限定の充電手段なのであくまでも最終手段です。
総点検2022シリーズはこれで最終回になりますが、備えにはかなりの時間を要しますしお金もたくさんかかります。来るかどうかもわからないものにという考え方もありますが、正直長い期間何も起こらないと誰でも平和ボケしてしまうことは当然あると思います。
しかし、そこを強引に「違うんだ!来るんだ!」と否定することが、災害に対するの備えとしての基本になるのだと思います。
新型コロナに感染し、何も準備していなかった状態で突如として自宅療養を強いられた人たちは、行政に「金くれ物くれ」のお騒ぎでした。1週間後にようやく支給品が届いたケースも頻発したと報道で何度も見ました。
このような状態が発生しかねないことは、自宅療養もありえると発表されたかなり前の時点ですでにわかっていたことです。なぜ準備してこなかったのでしょう。なぜ何もしなかったのでしょう。非常時には人は頼りにできないのです。行政も手が回らないのです。ここ数十年の間にもたくさんの大災害が全国各地でありました。なぜ学ばなかったのでしょう。どうにかなると思っているのでしょうか。
何かが起こった時、備えが無ければその何も無い状況下で生きることになります。少なくても行政の援助が届くまではです。
いつ何が届くのかもわからないものをあてにしてただひたすら待つことになるよりは、だまって事前に備えておこうと考えるほうが正常な思考だと思います。それは、自分自身や家族の苦痛を和らげるための唯一の手段だからです。
明日は、あの日から11年。起点であることはずっと変わりません。