
新型インフルエンザに対しての効果に定評のあるマスクを製造しているネクスケア。そのネクスケアから、新時代の救急絆創膏が登場です。
絆創膏に貼られているのはガーゼではなく、ハイドロコロイドというもの。これは、体液を吸収して傷口を守るという物質で、実際の医療現場でも用いられているらしいです。

けがをしているわけではないので開封はしていませんが、外からさわったかんじでは極度に硬いこんにゃくを極薄に貼りつけた質感。初めて触れる物質です。
これはさっそく使ってみたいのですが、なんせどこにも傷が無いのでけがをするまで待つ次第。
テープの部分も、形状は6角形、高い透明度、防水機能、目立たないマット調、アクリル系粘着剤使用…と、最新機能満載です。
最近は「ラップ療法」という傷の治し方が話題になっており、医学的にも正しい療法だとされています。これは、簡単に言うと「消毒してガーゼで覆うのは間違い、水道水で洗ってラップで覆え」というもの。つまりは、「正常な細胞までも殺す殺菌は禁物、治癒力のある体液をガーゼで吸い取るとはもってのほか!」ということです。
傷口を乾かさない状態にすることが上記の正しい療法を実現することになり、そこでラップということになってきます。
この救急絆創膏に使われているハイドロコロイドという物質は、にじみ出てきた体液を取り込み、そしてゼリー状になります。この状態を維持するので、傷口は常に濡れた状態が保てるわけです。
救急絆創膏は今では100円ショップでも売られていますが、とりあえずの保護という用途ではいいでしょう。ただ、真剣に治癒を考えた場合、的確な治癒剤と正しい治療法を用いれば、傷痕も最小限で早く治ります。
特に、皮膚が比較的広範囲にむけたような傷では、このようなタイプの救急絆創膏の出番になるでしょう。もちろん、それ以上の場合は病院ですけど。
住友スリーエムさん、ありがとうございました。
販売価格はたぶん高価になると思いますが、治癒に緊急性を要する時にこのような絆創膏の存在は大変心強い限りです。
これからも優れた医療材を市場に提供してくれることを期待します。
ネクスケア ハイドロコロイド救急絆創膏 発売前先行モニターキャンペーン(8月22日まで。まだ間に合います!)