そのコンビニが見える頃、駐車場にはあふれんばかりの車が止まっていました。開いてたのです!

中に入ると、必要なものから無くなっていました。電池は単1から無くなります。携帯充電器具も無くなります。水も無くなります。
しかし、ここのコンビニでは何個かのドーナツやウェットティッシュ、そしてビタミンウォーターなどのペットボトルを10本以上買えました。
レジでは2人の店員さんが小さな計算機で精算しているので、精算の番まで30分並びました。
しかし、朝早くから手打ちで営業を開始してくれていることは、非常にありがたいことです。かなり助かりました。
その後スーパーに行ったら、なんと駐車場がいっぱい。しかも店の入り口にすでに行列ができています。
時計を見たら、通常の営業開始時刻よりもはるかに早い時間で店を開けてくれていました。少し並んでから買えましたが、定時開店時刻ぐらいに人がどっと押し寄せ、行列の長さは5〜6倍に増えました。
店内では薄暗い中で店員さんが計算機をはじいています。読み取り機をかざせば値段がわかるのは平時のこと、今は記憶とその場で売り場まで値段を確認することを交えながらの精算になります。
ここのスーパーではかなりのものを買えました。この時点で時刻は午前10時になっており、その後も別のホームセンターなどに行ってみましたが、行列の長さに唖然としてそのまま家に帰りました。
ちなみに停電中なので、開けていた店は日没までにはまた閉店しました。
この日の午後に携帯の充電の必要性に初めて気づき、そういえばdocomoに替えたばかりでカーシガレット充電のコードを買っていなかったことにも同時に気づきました。これはやばいです。携帯のバッテリー表示の残量は24%。ブログにも無事の一言を書きたくて試しましたが、ログインパスワードがどうしても思い出せなく、12〜3回試しているうちに残量が14%まで下がりました。祈る気持ちで大型家電店に行ったら、なんと開いたばかりのようです。充電コードもまだ売っており、単1電池とともに買って、さっそくその家電店の駐車場で充電コードを挿しながらパスワードの試し打ち。神への祈りでログインできました。その時に書いたのが、第一報の記事です。

空を飛ぶ自衛隊のヘリ。このほかにも、航空自衛隊のU-4なども飛んでました。
このあと給水の放送があり、保管しておいた水用のポリタンクを持って給水車の待機場所へ。

陸上自衛隊の給水車。かなりの行列でしたが、18リットルのポリタンク2個分の水をいただきました。
行列を見るとペットボトルやなべやバケツを持って並んでいる人もいます。これを機会にサバイバル性の高い備品を用意するよう改心してくれればと思います。

給水中。赤いのが自分のポリタンク。その横は別の人のものです。

保存食や買ってきたものでのその日の夕食。かなり恵まれた食事になりました。
カップうどんはいつも赤いきつねでしたが、今回久々にどん兵衛を食べてびっくり!
アゲがとんでもなく分厚くなっていました。さらに麺のコシもリアルで、おいしさではどん兵衛が勝ります。
そんなこんなで停電二日目の夜を過ごしていたところ、ついにライフラインの復旧が始まりました。
(「ライフライン復旧編」に続く)