7日を1週間と呼び、その刻みの中で多くの人間が生活をする中、あの地震から1週間が経ちました。
3月11日午後2時46分に起きた東北地方太平洋沖地震は、その直後に発生したとてつもない津波とともに多くの人命や家財をさらっていきました。
食べるものにも不自由している状態の避難所も、今なお存在します。
沈痛かつ暗いニュースが毎日のように続いていますが、家や家族までも失った人が「泣いてばかりはいられない」と避難所の炊事を行っているニュースをみました。
「困る」という現象は誰にでも起こりますが「助ける」という行為もまた誰にでもできます。それが人間であり、その人間が作った社会であるはずです。
これからは、徐々に復旧も進んでいきます。ボランティアや募金は動く「助ける」ですが、過度な買い込みを控えたり不確かな情報を流さないことも動かない「助ける」であるといえます。
復旧が終わるまでにかかる時間は、その内容によって5日だったり数年だったり数十年だったりします。忘れてもいいことと忘れてはならないことの判別をしっかりと行い、気を強く持ちながら少しずつでも前に歩んでいかなければなりません。これは被災者はもちろん、被災者でなくても同じことです。
2011年03月18日
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