来週の今頃は旅先のホテルの中の予定ですが、福島に行くわけではないのでひとり旅は決行します。
なんせ、このようなご時世。風評だ不謹慎だと騒がれ、放射性物質を含んだ気流が東日本を網羅していて観光ムードでもないわけで、実際決行かどうかも考えた時期もありました。
ひとり旅のひとつの目的に「にぎわいを体感する」というものがありますが、今回のひとり旅では例年よりそれを感じない旅になるでしょう。
空いていてうれしいのは平時のこと、今のような非常時には寂しく感じるものです。そのような空気感の中で街を歩くことは、正直ドM状態に近いです。
しかし、決行するのであります。このような観光自粛ムードいっぱいの空気感の中で、観光客を受け入れる人たちの頑張り具合がいかがなものかを体感する旅にするのであります。
何も知らないで旅に行くのではありません。テレビや新聞を信じているわけでもありません。むしろ、あらゆる情報源を毎日調査してデータを収集しており、安全というよりはどのくらい危険かを知っています。ここ岩手にいながらも危険な日には外に出ませんし、やむなく出るときには必ず信頼性の高いマスクを装着しています。
旅先が青森であれ秋田であれ岩手であれ宮城であれ山形であれ、この緊張感は何ら変わりません。どこに出かけるにしても多かれ少なかれリスクは伴います。危険累計に0.1足すか0.2足すかの違いでしょう。なんせ、ここ岩手で生活しているときでさえ、すでにマスク装着状態なのですから。
もしかしたら、今後は定期的な遠出の旅は不定期になるか、近場に変更するかもしれません。
それというのも、高速道路休日1000円が6月ごろに廃止されるからです。これは痛いです。
しかし、車を使わないで旅に出るという策も新たに考えられることになるので、もしかしたら遠くに新幹線でポーンと行くことも想定されます。飛行機には乗りませんがw
今はどこに行くにも地震が来そうなので、ライターサイズのラジオや懐中電灯(マグライト)は持っていくつもりです。リラックスのベクトルがほぼ存在しない変な旅になりそうです。
ちかくにうちの田舎はあります。従弟は近くの旅館に
勤めていますが、避難所になっているらしく
しかも、もうすぐ解雇されそうです。
たくさんの人がクビを切られるか自宅待機。
それが今の現実なんですよね・・・。
先日、何百年かの歴史がある旅館が負債を出して倒産したニュースを知りました。誰が悪いかを押しつけ合ったりはっきり言えない状況が続き、そうしている間にも現地では時が進んでいきます。
農業も漁業も観光も全部だめにした事故、とてもじゃないけど「想定外だったから」じゃすみませんよね(ー_ー)