2012年07月15日

藤枝朝ラーメンを食す

藤枝朝ラーメンを食す

静岡ご当地ラーメン「藤枝朝ラーメン」をいただきました。はじめて知りましたが、どうやら温と冷の2食分入っているようです。


藤枝朝ラーメンを食す

おお、乾麺!つゆは温と冷が別々になっています。写真ではわかりづらいですが、温のつゆには豚脂がちょっとだけ入っています。


藤枝朝ラーメンを食す

麺は平打ちストレート麺。断面は長方形です。


藤枝朝ラーメンを食す

説明文と温冷の作り方の文。温は3分、冷は4分茹でるようです。
説明文を読むと、「常連さん達が好む食べ方は、温かいラーメンをまず1杯。続けて冷たいラーメンをシメにもう1杯。これぞ通の極み…」と書いてあります。
よろしい、続けて2杯いっちゃいましょう。


藤枝朝ラーメンを食す

茹でるのは1杯分ずつ。太いそうめんを茹でている感覚です。


藤枝朝ラーメンを食す

できあがり。あれこれ乗せないでそのままいただきます。
説明文にもありましたが、これは「そば屋がつくったラーメン」です。つゆは完全に純和風そばつゆ系なのであります。
カツオと昆布の出汁がしっかり効いている甘じょっぱいつゆなのですが、このつゆの味が想定外でぶっ飛びました。何といいますか、普通に食べるそばよりもおいしいですw
ラーメンの姿をしているそばを超えたそばとでも言いましょうか。これもアリだ…ではなく、こうでなくてはならないという完成形。
普通そばを食べるときは、そば粉の風味のする表面がざらざらした麺を流し込みますが、これは表面つるつる麺。あっさり系をさらにあっさりさせた食感で、あっという間に1杯目完食。これなら2杯目は楽勝です。


藤枝朝ラーメンを食す

新たに茹でて、薄皿でいただきます。冷たいほうになります。
ただ温度が違うだけかなと思っていましたが、なんかさっきより美味いではありませんか。
何なんだと思って冷スープの原材料を見たら、こっちにはハチミツが入っていました。
なるほど、よりまろやかになった甘さが冷たいつゆには合っているということでしょう。
なんだかんだ、こっちもあっという間に完食。もちろん、つゆまで全部飲みほしました。

このラーメンの率直な感想としては、つゆが絶妙に美味いです。好きな人はワサビとか辛子とか入れるかもしれませんが、自分はこれには何も入れたくありません。物理的に混ぜたくないということではなく、完成されているものを壊したくない感覚。ちょっと不思議な感覚です。
麺はマジックですな、いくらでも入ります。本当にあっさりした麺です。

いわゆるご当地グルメというのは、その土地で日常的にごく普通に食べられているものであることが絶対条件ですが、これは毎日でも食べられそうな飽きのこない味なので、地元の食文化というのは事実でしょう。ちょっと1杯という感覚で気負わずに食べるラーメンだと思います。
グルメブームということで各地でいろいろなご当地グルメが紹介されていますが、役所の企画会議から生まれてきたようなものもたまに見かけます。めずらしいからとか、材料がこの土地のものだとか、ばーちゃんがよく作るとか、要素が集まれば形になるといった発想から生まれたものは、所詮消費者の心をつかむわけはありません。つか、そういうものを日常的に食べていない人がそういうものを売ろうとしても、売り方さえ分からないので売れるわけがありません。
話がそれましたが、というか話を戻しますが、静岡県に行ったら現地でもまた食べてみたい堂々としたご当地グルメであることは事実。今度は具も乗せて賑やかにいきたいですな。
posted by ぁぃ♂ | 岩手 ☁ | Comment(0) | カップ麺・ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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