
右が普通のりんご、左が今回買ってきた「ツル割れりんご」。大きいサイズのりんごだからツル割れりんごというわけではなく、文字通りツルの部分に亀裂が生じてしまったリンゴのことをいいます。今回買ってきたのは、たまたま大きいサイズの品種の " ツル割れ " です。
ツル割れは気温や降雨量によって生じやすくなりますが、日持ちがしなかったり見栄えが劣ったりして商品価値が下がるので流通に乗ることは限りなく少なく、加工用になったりします。
今回は産直の出品者がたまたま出していたものに運よく遭遇し、喜んで買ってきました。なぜ喜ぶのかというと、このツル割れりんごというものは完熟状態のりんごなので、味が濃くて大変おいしいりんごなのであります。しかも処分品のような扱いなので値段も安いです。このツル割れりんごも1個100円でした。

このように、ツルの部分に亀裂が入っています。亀裂には浅い深いの程度があり、このりんごはまだ浅いほうです。
完熟状態なので、いい香りがプンプンしています。

亀裂に沿って切ったもの。亀裂として見えていた部分が右側、左側は亀裂は見えませんでしたが内部に亀裂が入っていました。
食べるときはこの部分を取り除いて食べますが、あとの部分は普通のりんごよりおいしい果肉になります。
実際食べてみましたが、定説通り糖度が高くてほど良く酸味もあり、総じて味が濃いおいしいりんごでした。
商品には処分品やワケありなどありますが、りんごのワケありのワケが「ツル割れ」である場合、それは当たりです。