木綿のハンカチーフの彼女は元カレを追って都会に出てきてしまう。そんな彼女も都会の絵の具に染まってしまって壊れてしまう。歌の中の男は最終的には彼女を連れて二人で田舎に帰っていくが、実は登場してからのすべてがそうありたいと願う彼女の中の妄想。男は実在しない。
男の台詞が語られたあとの彼女の「あーあ・・・」で「こうであったらいいな」と願う彼女の妄想であることがわかる。
また、歌詞の出だしの「ねえ友達なら聞いて下さる〜淋しがりやのうちあけ話」から、これから話すことは「淋しがりやのうちあけ話」であり、決してハッピーエンドな物語ではないことからも男の台詞の部分は妄想から生まれたものであることがわかる。
痛々しいほど悲しい世界。作詞は松本隆、作曲は筒美京平。
昭和歌謡ならではの行間で本意を描く名曲中の名曲。プロが歌を作るとこうなるのであります。
以上、勝手な妄想です (;^ω^)
2024年01月28日
この記事へのコメント
コメントを書く