春の仙台ひとり旅では3店舗の牛たん定食を食べましたが、今回も3店舗を選んで食べてみました。

伊達の牛たん仙台三越店の牛たん定食(1人前)1,470円。
三越に行くことになっていたので、ここで食べることにしました。
1.5人前を食べたかったのですが、注文したらここでは取り扱いが無いとのこと。
しょうがないので1人前を食べたのですが、牛たんに妙に焦げ目がありません。
無いことはないのですが、端っこにだけついています。
1.5人前が無いことや焦げ目の件で、これは前もって用意された1人前分のパックをレンジでチンしたのかなと予測してしまいます。
生肉をチンすると端っこから焦げていきますが、まさにその焦げ方でした。予測が間違ってたらごめんなさい。
テールスープも妙に臭みが無さすぎます。ワカメスープかと思いました。
本店や他の支店はちゃんとシェフが焼いていると思いますが、三越店を選んだのが間違いだったのかもしれません。
店頭で売っているお土産品をすぐに焼いて食べられますよ…の乗りなのでしょうか。

端っこが硬化しています。焦げているのとは少し違います。
味は塩味加減が不自然に全部均等で、どこを食べても同じ味でした。
パックの中ではよく熟成されるのでしょうね、はい。
繰り返しますが、間違ってたらごめんなさい。でも、そんな牛たんの食感でした。
はじめての人には、これが牛たんですよと言われればこれが牛たんになります。
三越でお買い物をしたついでに、ああおいしかったと帰れば幸せなのかもしれません。

べこ政宗中央二丁目店の伯方の塩 とろ牛たん焼き定食(1.5人前)2,725円。
春にも来た店ですが、今回は思いっきりいいものを注文しました。
「とろ牛たん」については、ここを参照。
とにかく貴重な肉なので、値段も普通の1.5倍ほどになります。
とろろも付いてきて、麦とろ飯としていただきました。

さっそく食べてみましたが、なんだこれはーーーーーーーっ!
普通の牛たんとは食感が全然違います。
かまぼこを食べているというか唇を食べているというか、そんな不思議な食感です。
味は、確かに美味いです。肉の味がすごくします。
貴重な部位の肉だけあって、確かにすべてが特別なのです。
こんな高いのは今回が最後になりますが、一生に1回のいい経験をしたと思います。
3,000円レベルの定食なんて、西新宿で食べて以来でした。
宝くじが当たったら、ぜひまた食べたいと思います。

やはりまたここに来てしまうのですね。今回も行列です。
春にも来た利久ですが、足が勝手に動いてしまいました。

利久中央通り店の牛たん1.5人前定食2,153円。
春に来たときの小鉢は味噌漬けでしたが、今回はしめじと牛肉の煮物でした。
この煮物が最高で、これメインの定食もあってもいいのではと思うほどの美味しさ。
そしてテールスープは、わずかな生臭さを残す風味。
よくダシが出ている証拠で、テールスープならではの旨みもありました。

そして牛たん。
切れ目が裏表に入っているので食べやすいのは当然ですが、味はやはり最高。
美味いです。美味いというか幸せです。並んでよかったと思いました。
切れ目に旨みの効いたダシ分が残るからなのでしょうか。素直に美味しいです。
次に仙台に行ったときも必ずここに来ると思いますし、他の人にもおすすめできるお店だと思います。
きすけの牛たん定食も食べたかったのですが、今回は時間オーバー。
きすけも素朴な味で美味しいです。
そんなわけで、仙台で再び牛たんを食べたのでありました。
春の仙台ひとり旅のときの牛たん記事はここ。

平地から少し離れると、岩盤の上に家。これが仙台市の地質です。
政宗公の城も、このような地質に建立されています。

秋の過ごしやすい気候の中での、秋のひとり旅でした。