2009年06月05日

非常持出袋公開〜序章とデイパック

非常持出袋については多くの冊子が出版されており、ネットの中にもたくさんの情報があります。
どれが正しくてどれが自分に合っているのか、それを判断するのは自分自身です。
ここでは、ある人間が揃えた"一例"として、その中身を公開してみたいと思います。

<状況想定>
大都市で何らかの大災害が発生し、前もって知っていた避難所である○○小学校までたどり着いたが、体育館はすでに人でいっぱい。
屋外で寝泊まりすることになる人も多く、自分もその中のひとりであった。
区の備蓄が配られるのは明日になる見込みらしいが、この人数では全員に行き渡るか不安。国の救援物資が届くのは、早くても3日後の見込み。とりあえず、3日間は内外から自分の体を守る必要がある。

<想定用意量>
持病の無い大人1名分

<参考資料>
マグニチュード手帳 全面改定版(ワールドフォトプレス社)

■デイパック
非常持出袋公開

避難所内を移動する場合に用いるポーチも用意しました。腰に巻きます。
かなりの重量になるので、肩や背中が当たる部分に厚めのクッションがついているタイプが良いでしょう。
もちろん、縫製は頑丈に仕立てられていなければなりません。


非常持出袋公開

肩にかける部分についているフックベルト。
デイパックを体に安定させ、ずり落ちを軽減します。
とにかくかなりの重量になるので、体に密着させることが重要です。
腰のあたりに別のベルトがあればなお良し。


非常持出袋公開

障害物の中を歩くことになるかもしれないので、デイパックの横幅は体の横幅を大きくはみ出ないものが良いと思います。
ポーチは、袋部を前に持ってきます。


<まとめ>
許容範囲内で、なるべく大きなものを選びましょう。
ハイキング用のものでは、あまりにも容量が小さすぎます。
もちろん、背負って数キロ歩けるぐらいの重量に収める必要はあります。
言うまでもないことですが、丈夫で軽い素材のものを選ぶ必要があります。はっ水性が多少でもあれば、なお良いでしょう。
薄いナイロン地や綿でできた袋は、突起物に触れれば簡単に裂けるばかりでなく、水や火が容易に入り込みます。
ハイキングに行くのではなく、命に関わるサバイバルをしに行くのですから、耐久性のある素材選びが重要です。
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非常持出袋公開〜中身その1

非常持出袋公開〜中身その1
非常持出袋公開〜中身その1

1.軍手2足分:作業着の基本
2.毛糸手袋:防寒用
3.ナイロンロープ(3φ×20m):シートを使ったテント作り等に使用可
4.綿ロープ(6φ×7m):脱出・避難・救出に使用可
5.牛皮手袋:鋭利な物・高熱のものに触るときに使用
6.ブルーシート(約3畳):テント作りや敷物として使用


非常持出袋公開〜中身その1
非常持出袋公開〜中身その1

1.塩とグラニュー糖:塩分と糖は非常に大事なものです
2.ポリエチレン袋(5枚):用途は数え切れず
3.スーパーの袋(10枚):簡易バケツにもなる
4.ハミガキセット:避難地での清涼感は明日への希望
5.ビニールテープ:用途はいろいろ
6.ステンレスカップ(ふた付):軽量・丈夫・さびない
7.トイレットペーパー:テッシュとしての用途があります
8.雨具(上):雨の日でも生活は止まらない
9.雨具(下):同上
10.タオル1:常時濡らす用
11.タオル2:濡れたものを拭く用


<まとめ>
デイパックの中に水が浸入することを想定し、濡れて困るものはジップロックのような袋に入れます。
ほとんどが水に濡れると困るものなので、かなりのものをジップロックで一個一個包み込むことになります。
また、トイレットペーパーは芯を抜いてつぶしてジップロックに入れます。使うときは、まん中から引き出して使います。
ジップロックに入れるときは、空気を十分に抜くと良いでしょう。
ロープの結び方は頭に入れておけばOK。無理な人は、結び方が書かれた紙や小冊子も入れておきましょう。
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非常持出袋公開〜中身その2

非常持出袋公開〜中身その2
非常持出袋公開〜中身その2

1.薬用せっけん:匂いが強いのでジップロック必須
2.ウェットアルコールティッシュ:殺菌効果のあるものを
3.100円ライター(4個):火おこしは重要
4.布テープ:固定する道具としては優等生
5.圧縮タオル:ポケットに入る大きさです
6.T字カミソリ:清涼感は明日への希望
7.大型ポリ袋:厚地なので手提げ袋としても使用可
8〜10.アルミ蒸着シート:防水・防寒・保温性に優れています
11.単4電池(18本):電池は命
12.単3電池(18本):電池は命


非常持出袋公開〜中身その2
非常持出袋公開〜中身その2

1.爪切り:爪が割れては作業できません
2.スイス製小型ナイフ(十徳ナイフ):必要工具一式
3.携帯カイロ:冬はありがたいもの
4.マスク:倒壊した家の横の道はほこりが舞います
5.個人情報記載メモ:事務的内容だけでなく血液型や身長も書きます
6.重宝袋:ジップロック式のミニ袋が5〜6サイズ入っています
7.たばこ:喫煙者のストレス解消薬
8.ジッポライターと補充オイル:少量なら湯も沸かせる
9.3色ボールペン:濡れてもにじまない筆記用具
10.太細油性ペン:置き書きや所有者名などを書くときに使用
11.マグライト:防水・焦点調整機能付きで丈夫
12.ポアテープ:ガーゼを固定するときに使用
13.救急セット:でかい傷絆創膏


<まとめ>
スイス式小型ナイフは、マシン油に浸して耐油袋に入れておきます。
ジッポライターは強風時に点火できるばかりでなく、金づち代わりにもなるので必須。マグライトは、交換電球も内蔵されていて安心。ネジ込み式点火なので、ガス引火の可能性も低い。
布テープは芯を抜いてつぶして収納。電池を用いる電化製品は、使用する電池の種類を2種類以内にして汎用性を持たせること。
使用期限のあるものは、メモをとって忘れずに交換。
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非常持出袋公開〜中身その3

非常持出袋公開〜中身その3
非常持出袋公開〜中身その3

1.カロリーメイト3箱:最小限容積に最大限栄養プラス食べごたえ
2.チョコレート2箱:1個ずつ包装された28個入りが2箱
3.飲料水2リットル3本:1人の人間が1日に要する水は2リットル
4.ハチミツ:精神を高ぶらせて元気を出す
5.ポテトチップ:こういうプラスαが非常に大事


非常持出袋公開〜中身その3
非常持出袋公開〜中身その3

1.ノート:何かを書くことは精神を安定させる
2.新聞紙2日分:用途限りなし


<まとめ>
新聞紙は衣服の間に挟むと暖かい防寒着になり、硬く絞ると長時間燃える薪になります。
ハチミツやチョコレートは高カロリーなので非常食向き。いつまでもカンパン神話にとらわれないで、ビタミン&ミネラルが豊富なカロリーメイトが良し。大きさも小さい。
いずれも賞味期限に注意。できるだけ期限が先のものを買うこと。
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非常持出袋公開〜中身その4

非常持出袋公開〜中身その4

3段の弁当箱。ゴムパッキンで防水効果もあります。
この中にいろいろなものが入っています。


非常持出袋公開〜中身その4
非常持出袋公開〜中身その4

1.1段目:箸、爪楊枝、折りたたみフォーク
2.2段目:裁縫関係
3.3段目:医薬品関係


非常持出袋公開〜中身その4
非常持出袋公開〜中身その4

2段目の裁縫関係の中身です。
1.裁縫セット一式:裏側に6色の糸と針もついています
2.ボタンつけ糸:広い用途用
3.安全ピンと針さし:安全ピンは縫わなくてもとまる必需品

<まとめ>
衣服をぶらぶらさせながら避難生活をするのは疲れるばかりでなく、危険も伴います。とまる所がとまっていて、初めて伸ばしたい方向に伸ばしたいだけ手を伸ばせるのです。


非常持出袋公開〜中身その4
非常持出袋公開〜中身その4

3段目の医薬品関係の中身です。
1.ウェットティッシュ:アルコール簡易消毒用
2.オロナインH軟膏:傷の消毒一般
3.鎮痛剤:頭痛・歯痛・生理痛・解熱用
4.パンシロンGとパブロン細粒:胃痛薬と風邪薬
5.正露丸糖衣:止瀉薬
6.綿棒:軟膏を塗布したりできる
7.傷絆創膏:あるとないとでは大違い

<まとめ>
医薬品は消去法で選びます。最小限の基本のものを最小限の容積で収めます。使用期限があるので注意。持病がある人はそれも入れる必要あり。
いずれにしてもきりがないので、心を鬼にして消去法で選ぶこと。
また、すべてをミニジップロックに入れて二重に防水すること。

<今回のまとめ>
何がどこにあるかをわかりやすくするために、非常袋に入れるものはある程度グループ分けをしておきます。また、細々したものはひとつにまとめます。
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