2024年01月03日
車中泊避難のガイドブック
ひととおり知っているつもりですが、いい資料(PDF)があったのでダウンロードして印刷して車の中に入れておくことにした次第。
非常時は平常時に比べて多かれ少なかれパニくっていると思うので、頭の中に入れておいたから安心とは言えないわけです。
2024年01月02日
2022年03月10日
車載非常ツールの総点検2022〜携帯充電セット編
非常時の携帯への充電に使う電源は、基本的に乾電池をメインに考えています。避難先や居住地で停電していない場合もあるので、念のためAC電源の充電器も用意。車から離れる避難の場合は、これもバッグごと持ち出したい次第。
USBシガーソケットやインバーターも積んでいますが、これらはエンジンがかかっている状態限定の充電手段なのであくまでも最終手段です。
総点検2022シリーズはこれで最終回になりますが、備えにはかなりの時間を要しますしお金もたくさんかかります。来るかどうかもわからないものにという考え方もありますが、正直長い期間何も起こらないと誰でも平和ボケしてしまうことは当然あると思います。
しかし、そこを強引に「違うんだ!来るんだ!」と否定することが、災害に対するの備えとしての基本になるのだと思います。
新型コロナに感染し、何も準備していなかった状態で突如として自宅療養を強いられた人たちは、行政に「金くれ物くれ」のお騒ぎでした。1週間後にようやく支給品が届いたケースも頻発したと報道で何度も見ました。
このような状態が発生しかねないことは、自宅療養もありえると発表されたかなり前の時点ですでにわかっていたことです。なぜ準備してこなかったのでしょう。なぜ何もしなかったのでしょう。非常時には人は頼りにできないのです。行政も手が回らないのです。ここ数十年の間にもたくさんの大災害が全国各地でありました。なぜ学ばなかったのでしょう。どうにかなると思っているのでしょうか。
何かが起こった時、備えが無ければその何も無い状況下で生きることになります。少なくても行政の援助が届くまではです。
いつ何が届くのかもわからないものをあてにしてただひたすら待つことになるよりは、だまって事前に備えておこうと考えるほうが正常な思考だと思います。それは、自分自身や家族の苦痛を和らげるための唯一の手段だからです。
明日は、あの日から11年。起点であることはずっと変わりません。
2022年03月09日
車載非常ツールの総点検2022〜救急ポーチ編
車で外出中にちょっとしたけがをしたときのために、簡単な救急ポーチを車載しています。
外傷の手当てを想定。左上のバンダナは、伸縮しない大型の包帯として使用。
初めから全部セットになったものもよく売られていますが、あれはどこの誰がどんな環境で製造したのかわからない三流品以下の寄せ集めなので、お手当ごっこをするための気休めレベルのものです。緊急時に傷口に使用するものなので、きちんと信頼できるものを個々に揃えるべきです。
何にせよ、使用期限はひと目でわかるようにしておきたいものです。
車庫無し駐車の場合は夏季に車内が猛暑下に置かれるので、半固体や液体のものは避けたほうがいいかもしれません。
あくまでの趣味の範囲でですが、いろいろ読んで楽しんでます。
左の本は看護師寄りで少し難しいですが、右の本は非常にわかりやすくていい本です。
次回は最終回の「携帯充電セット編」です。よく見るやつです。
2022年03月08日
車載非常持出袋の総点検2022〜ポーチとバッグ編
このポーチとバッグは、持ち出すのではなくてその場で身に着けるものです。もちろん、それだけの時間があった時に限りますが、万一とっさの場合は持ち出してあとから身に着けることになるかもしれません。
想定している状況が状況なので、もはや防災というよりは護身と探検の雰囲気。
ちなみに、リスト中の「ワーヤーソー」は「ワイヤーソー」です。足で折れないような太さの木をこれで切ります。
自分が持っているライトの中で最も明るいライト「MAX BEAM Flash Light J25」。
谷を挟んだ向こう岸を照らせるレベルの照度で、山中での探索や救助要請での使用を想定。ポーチに入れたままベルトに固定します。
Nikon の「ACULON W10 10x21」。軽量防水かつ高性能のミニ双眼鏡で、倍率は10倍。首からぶら下げます。先ほどの強力ライトと併せて夜間の探索に使用します。
ポーチに入っているマルチツールは真ん中のもの。上は家用の非常持出袋、下は仕事用&プライベート用として常に体に身に着けています。
前に救急ポーチのところでも書きましたが、刃物系はケチってはいけません。価格は性能と寿命に正直に比例します。
ちょっとついでにミニラジオを載せておきます。
ライターほどの大きさのミニラジオですが、買ったときについてくるイヤホンは両耳にはめるステレオタイプのものですが、非常時には片耳は空けておきたいので、片耳イヤホンのステレオタイプのものに替えています。また、ミニラジオ側のイヤホンの差込口が横についているので、これをL型プラグで変換して差したイヤホンが上方向に伸びるようにしています。これは、ミニラジオを小さな胸ポケットに入れたまま聞くためです。
L型プラグとイヤホンの写真は説明のために一緒に写しましたが、これらはすでに右の袋の中に入っています。
次回は「救急ポーチ編」です。非常持出袋とは別に日常に使用する目的で車載しているファーストエイドキットの紹介になります。
2022年03月07日
車載非常持出袋の総点検2022〜ベスト&ぼうし編
車載でないほうの同じベストの黒です。
より過酷な想定下にある "車載用" なので、装備品も少し変えています。
例えば、3枚のバンダナのうち1枚は国際救難色のオレンジ色にして救助要請用、他の2枚は迷彩にして隠れる用です。マスクは3Mのカップ型のものにしています。
たくさんのポケットにたくさんのものが入っている状態なので折りたたむのに大変ですが、6つ折りにしたあと迷彩バンダナに包んで網目バッグに入れて車載しています。いろいろ入っているので、ジップ袋で密封しないほうがいいかなと思って網目バッグにしています。
車載でないほうの同じ帽子の迷彩です。
ヘッドライトのベルトは、目立たないように裏返して黒無地のほうを表にしました。ヘッドライドは「GENTOS VA-01D」。
こちらの帽子にも、あごひもを後付けしています。NEW ERAのロゴとピンの頭は、目立たないように塗りつぶしました。
あごひもは、強風や障害物などによる脱落防止のために絶対にあったほうがいいと思います。
ついでに手袋も掲載。手を守りながら適度なグリップと通気性があり、合皮なので洗えます。手首のところでベルクロ固定されるので、脱げることもありません。
通常の非常持出袋のほうとは違い、車載用のほうは迷彩色のものが多いです。
次回は「ポーチとバッグ編」です。体に装着するものの紹介になります。
■追記
LEDヘッドライト「GENTOS VA-01D」を「GENTOS VA-04D」に入れ替え
2022年03月06日
車載非常持出袋の総点検2022〜リュック編
通常の非常持出袋は「避難所での生活+α」を想定して構築していますが、車載非常持出袋は避難所にたどり着くまでの「山中での野宿」までを想定に入れています。
そのため、備品もそれに沿った内容となっており、より過酷で殺伐としたものになっています。
想定内容は以下の通り。
「目立つ・隠れる・生きる」です。自然に溶け込みながら悪天候から身を守り、一気に目立って救助してもらいたいわけです。
オランダ軍の突撃隊用のリュック。通常のものより高さが短くなっています。つくりは非常に堅牢で防水仕様。
寝袋を薄くたたんでシートでくるんでいます。こういうシートも迷彩色を意識しています。これを、リュックの下に固定します。
固定した状態。他にもいろいろなものを固定していますが、すべてジップ袋に入れてから迷彩バンダナ等で包んでいます。
けがをしたらB、雨が降り出したらC。ポンチョはリュックごと覆えるタイプ。ゴアショートスパッツは山道歩行時に使用。
厚地のものやシートを縫い合わせるための太い針や太い縫い糸も入れています。
ネッカチーフは、緑系と灰系のデジタル迷彩柄。ストールに近いものなので、何かを隠したいときに巻き付けて目立たないようにします。
ちなみに、リュックを背負ったまま川に転落する事故を想定して、中身はすべてジップ袋に入れています。
車載した状態。ひもでシートに固定していますが、フックで簡単に外れるようにしています。緑のポーチや手袋については後日掲載。
まあ、車載非常持出袋を使うときは本当に危機的状況なので、これが最後の命の綱となります。いかに隠れていかに目立つか、そしていかに生き延びるかです。
次回は「ベスト&ぼうし編」です。こちらも車載の基本状況設定に沿ったものとなっています。
そのため、備品もそれに沿った内容となっており、より過酷で殺伐としたものになっています。
想定内容は以下の通り。
「目立つ・隠れる・生きる」です。自然に溶け込みながら悪天候から身を守り、一気に目立って救助してもらいたいわけです。
オランダ軍の突撃隊用のリュック。通常のものより高さが短くなっています。つくりは非常に堅牢で防水仕様。
寝袋を薄くたたんでシートでくるんでいます。こういうシートも迷彩色を意識しています。これを、リュックの下に固定します。
固定した状態。他にもいろいろなものを固定していますが、すべてジップ袋に入れてから迷彩バンダナ等で包んでいます。
けがをしたらB、雨が降り出したらC。ポンチョはリュックごと覆えるタイプ。ゴアショートスパッツは山道歩行時に使用。
厚地のものやシートを縫い合わせるための太い針や太い縫い糸も入れています。
ネッカチーフは、緑系と灰系のデジタル迷彩柄。ストールに近いものなので、何かを隠したいときに巻き付けて目立たないようにします。
ちなみに、リュックを背負ったまま川に転落する事故を想定して、中身はすべてジップ袋に入れています。
車載した状態。ひもでシートに固定していますが、フックで簡単に外れるようにしています。緑のポーチや手袋については後日掲載。
まあ、車載非常持出袋を使うときは本当に危機的状況なので、これが最後の命の綱となります。いかに隠れていかに目立つか、そしていかに生き延びるかです。
次回は「ベスト&ぼうし編」です。こちらも車載の基本状況設定に沿ったものとなっています。
2022年01月20日
車載している救急キット
2016年02月23日
車載用非常持出袋がようやく完成
あれやこれやと格闘していた車載用の非常持出袋の構築がやっと終わったので、メモ代わりに記載。
こんなかんじになりました。
暗めの迷彩袋の中身:薄手のダウンベストとパラコード(30m×2本)。
明るめの迷彩袋の中身:青いひざ掛け毛布。(圧縮袋で圧縮済)
上部にくくり付けているもの:着古した緑色の厚手シャツとここで書いたカモT。(圧縮袋で圧縮済、さらにポリ袋で封印)
リュックの下の物:寝袋をシートでくるんだもの。(寝袋は圧縮袋で平たく圧縮済)
圧縮袋の中には、シリカゲルなどの乾燥材も封入しています。
寝袋は今までは左のようになっており、持ち出す余裕があれば肩にかけて持ち出す想定でした。しかし、冬季はこれが必需品となるので、右のように平たく圧縮してシートにくるんだあとリュック下部に固定した次第。
背中側。ミニラジオが入っているミニポーチの位置と固定方法も変更しました。実際に背負った時に時々腕に当たるのが気になったからです。
カモTとシャツはパラコードでリュックのふたに固定。
雨天時はリュックの上からポンチョを着る想定なので濡れることはありませんが、急なスコールなどから守りたいので防水処置。
いろいろ追加しました。
■左上
氷砂糖は旧品と交換、遊び心のSoft in 1の試供品追加、人工呼吸用マウスピース追加、黄色ガムテープを緑色に交換、ミニクリップは交換予定を取り消し、ハッカ油ミニスプレー追加、マルチビタミン追加。
■左中
太い糸追加、太い糸用の針や指ぬき追加、このライトの電池追加。
■左下
リュック防水カバー追加。
■右上
4隅を折って袋状にできる中型シート追加。
■右中
レインコート追加。(上着のほうは追加予定を取り消し)
車載の図。軽なので、シートひとり分をつぶして積んでいます。リュック上下をロープでシートに固定。
ロープの連結部品を見える位置にして向きを揃え、すぐに外せるようにしています。
真っ暗闇でもライトをシートに固定しているので、このように見えます。
白い四角いのがライト。Energizerの折りたたみ式ランタンです。このライトもそうですが、車載非常持出袋の中身や関連備品は、日常的なレベルの軽い非常時にも使う予定。高原ドライブの休憩時には、双眼鏡で野鳥を探すかもw
リュックの足元には、いろいろ入った備品箱。
黄色い反射シールが貼られてあるバッグの中身は、圧縮袋に入ったカーゴパンツと靴。このバッグも緊急時に持ち出します。
その横には非常用ベスト。前にここでも載せているもので、すでにいろいろなものがポケットに入っています。
左上はバンダナに包んだぼうし。黒い棒状のものは、ミニスコップ。これらもさっきのページに載せています。
ミニスコップは斧つき。
これでようやく本当に完成。遠方外出中に車を捨てるほどの大災害に遭遇した際は、これらを持って山里に避難します。田舎に住んでいない方はわからないかもしれませんが、何kmも街灯や人家が無く、携帯の電波も全く届かないところが普通にたくさんあります。地形によっては、崖を這い上がって逃げなければならないところもありますw
さらに、そのまま数日間ひとりで救助を待つケースも考えられるので、ある程度の野宿ができるような備品を集めた点が、家用の非常持出袋と大きく違うところ。
また、遠方外出時ではなくて在宅時の大災害遭遇ではサブの非常持出袋となったり、家用非常持出袋を持ち出せなかった場合はこれをメインにできると思います。
自分が持っている情報や物資や時間やお金をかなり注ぎ込んだ形となりましたが、あと5年もすればまた時代に合わせるための大改造が必要となるでしょう。それでもこの態勢は維持し続けなければならないと思う次第。
非常時の避難所で他の人に物乞いはしたくありません。みんな自分の家族を最優先したい危機的状況であるはずです。そんな時に限られた個人所有物資をくれくれと平気で言えるような人にはなりたくありません。だから、揃えられるものは揃えておきたいだけです。
こんなかんじになりました。
暗めの迷彩袋の中身:薄手のダウンベストとパラコード(30m×2本)。
明るめの迷彩袋の中身:青いひざ掛け毛布。(圧縮袋で圧縮済)
上部にくくり付けているもの:着古した緑色の厚手シャツとここで書いたカモT。(圧縮袋で圧縮済、さらにポリ袋で封印)
リュックの下の物:寝袋をシートでくるんだもの。(寝袋は圧縮袋で平たく圧縮済)
圧縮袋の中には、シリカゲルなどの乾燥材も封入しています。
寝袋は今までは左のようになっており、持ち出す余裕があれば肩にかけて持ち出す想定でした。しかし、冬季はこれが必需品となるので、右のように平たく圧縮してシートにくるんだあとリュック下部に固定した次第。
背中側。ミニラジオが入っているミニポーチの位置と固定方法も変更しました。実際に背負った時に時々腕に当たるのが気になったからです。
カモTとシャツはパラコードでリュックのふたに固定。
雨天時はリュックの上からポンチョを着る想定なので濡れることはありませんが、急なスコールなどから守りたいので防水処置。
いろいろ追加しました。
■左上
氷砂糖は旧品と交換、遊び心のSoft in 1の試供品追加、人工呼吸用マウスピース追加、黄色ガムテープを緑色に交換、ミニクリップは交換予定を取り消し、ハッカ油ミニスプレー追加、マルチビタミン追加。
■左中
太い糸追加、太い糸用の針や指ぬき追加、このライトの電池追加。
■左下
リュック防水カバー追加。
■右上
4隅を折って袋状にできる中型シート追加。
■右中
レインコート追加。(上着のほうは追加予定を取り消し)
車載の図。軽なので、シートひとり分をつぶして積んでいます。リュック上下をロープでシートに固定。
ロープの連結部品を見える位置にして向きを揃え、すぐに外せるようにしています。
真っ暗闇でもライトをシートに固定しているので、このように見えます。
白い四角いのがライト。Energizerの折りたたみ式ランタンです。このライトもそうですが、車載非常持出袋の中身や関連備品は、日常的なレベルの軽い非常時にも使う予定。高原ドライブの休憩時には、双眼鏡で野鳥を探すかもw
リュックの足元には、いろいろ入った備品箱。
黄色い反射シールが貼られてあるバッグの中身は、圧縮袋に入ったカーゴパンツと靴。このバッグも緊急時に持ち出します。
その横には非常用ベスト。前にここでも載せているもので、すでにいろいろなものがポケットに入っています。
左上はバンダナに包んだぼうし。黒い棒状のものは、ミニスコップ。これらもさっきのページに載せています。
ミニスコップは斧つき。
これでようやく本当に完成。遠方外出中に車を捨てるほどの大災害に遭遇した際は、これらを持って山里に避難します。田舎に住んでいない方はわからないかもしれませんが、何kmも街灯や人家が無く、携帯の電波も全く届かないところが普通にたくさんあります。地形によっては、崖を這い上がって逃げなければならないところもありますw
さらに、そのまま数日間ひとりで救助を待つケースも考えられるので、ある程度の野宿ができるような備品を集めた点が、家用の非常持出袋と大きく違うところ。
また、遠方外出時ではなくて在宅時の大災害遭遇ではサブの非常持出袋となったり、家用非常持出袋を持ち出せなかった場合はこれをメインにできると思います。
自分が持っている情報や物資や時間やお金をかなり注ぎ込んだ形となりましたが、あと5年もすればまた時代に合わせるための大改造が必要となるでしょう。それでもこの態勢は維持し続けなければならないと思う次第。
非常時の避難所で他の人に物乞いはしたくありません。みんな自分の家族を最優先したい危機的状況であるはずです。そんな時に限られた個人所有物資をくれくれと平気で言えるような人にはなりたくありません。だから、揃えられるものは揃えておきたいだけです。
2016年02月21日
車載用非常持出袋用にカモグローブ用意
車載非常用グローブに迷彩グローブを追加しました。各部が非常によく考えられたグローブで、合皮なので洗うこともできます。手首のところでベルクロ固定されるので、脱げることもありません。
ナックル部はもちもちのパッド入り。殴るための硬い武器ではなく、ぶっつけたときに守るためのクッションです。
合皮自体も十分すべりにくいですが、指先はさらにすべりにくい仕様。
ゴム縫い付け済で、フィット性も考慮。
所属 : 山里偵察中隊 災害情報課 岩手支部 いきものがかり
氏名 : ぁぃ三等飼育士補