![非常時の携帯充電セット買い替え](https://aiailife.up.seesaa.net/image/Q0017802-1-thumbnail2.jpg)
大規模な災害が起こった時、同時に長時間の停電も発生することがあります。災害時には情報を集めたり安否通知の観点から、情報収集手段は是が非でも維持しなければなりません。
今まで持っていた同じようなものが古くなったので、買い替えを実施。これらをひとまとめにして収納袋に入れて車に積んでいます。
これで、家庭用AC電源、車のシガーソケット(USB)、乾電池モバイルバッテリーの3系統から「MicroUSB Type-B」と「Lightning」への充電が可能となります。
・家庭用AC電源の使用想定停電時なので家ではもちろん使えませんが、もしかしたら避難所は停電していないか発電機が動いているかもしれません。確率的には低い想定ですが、もし当たればこれで充電の心配は一気に解消されます。
また、車のシガーソケット(DC12V)を家庭用AC100Vに変換するカーインバーターを車内に常備しているので、それを利用すれば充電できなくもありません。ただ、車からの充電は最後の手段です。理由は後述。
・車のシガーソケット(USB)の使用想定車からの充電方法は複数ありますが、そもそも充電というものは下手すれば半日かかる可能性があります。その間車のバッテリーを消耗させるのか、またはエンジンかけっぱなしでガソリンを消費するのか、どちらも現実的ではありません。
なので、車からの充電は走行中に限ります。走行中に発電された電気のおこぼれを頂戴するなら大丈夫でしょう。
・乾電池モバイルバッテリーの使用想定これがメインになると思います。時間はかかりますが、確実に充電できます。電池は非常持出袋に多めに入れてますし、状況によっては乾電池は店舗で買えます。
![非常時の携帯充電セット買い替え](https://aiailife.up.seesaa.net/image/Q0017803-1-thumbnail2.jpg)
収納袋には、単3電池16本も含めてこのようにまとめて入れます。(短いコードは隙間にうまく押し込みます)
モバイルバッテリーの電池の放電を少しでも防ぐため、接触部に紙などを挟んで絶縁しておきます。
非常時に車を使えそうにない時は、車からこれらを入れた収納袋も取り出して逃げるわけです。
![非常時の携帯充電セット買い替え](https://aiailife.up.seesaa.net/image/Q0017804-1-thumbnail2.jpg)
乾電池モバイルバッテリーと「MicroUSB Type-B」のコードだけをプチプチの小袋に入れたものももう1セット別に用意。これは非常時用ベストのポケットに入れます。
![非常時の携帯充電セット買い替え](https://aiailife.up.seesaa.net/image/P1110800-1-ad73d-thumbnail2.jpg)
これが家に保管している非常時用ベスト。何かあった時に用意している非常持出袋さえも持ち出す余裕が無い時、このベストを着て逃げます。
このベストには、非常持出袋の中身からさらに厳選した最低限かつ最重要のものが入っており、これに先ほどの乾電池モバイルバッテリーも入れる次第。
■ありがちな平和ボケまとめ
・車を持ってるから充電は心配なし
非常時には、車の電気とガソリンはもっと大事な他の用途のために温存しておくべき。半日もエンジンかけっぱなしで充電するのか。避難時は長距離走行などそもそもできない。
・モバイルバッテリーで充電するから大丈夫
停電時には充電後に再充電できない。重くて放電して高いものを普段から常備して維持し続けることは困難。汎用的な乾電池なら物理的に電気を入手できる可能性がある。
・手回し充電器があるから大丈夫
非常時にはもっと大事なやることが山ほどあるのに、息を荒げて1時間以上もぐるぐる回しに専念して他に何もできずに体力を一気に消耗して何一ついいことは無い。
機会があるなら一度やってみるのをおすすめ。自分は10分持たなかった。
・携帯用太陽光発電パネルがあるから大丈夫
盗難の恐れがあるのでその場(おそらく室外)から何時間も離れられず、暑いかもしれないし寒いかもしれないし他のことを何もできない。充電性能も実際は微々たるもの。気休めでしかない。
・自治体や国や周りの人が助けてくれる
お金を出せば職業人がすぐ来て困りごとを解決してくれるのは平常時のこと。今は非常時。職業人とはいえ自身の家族を優先する。国も自治体もしばらくは動ける範囲が限られている。